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プリズナーズ PRISONERS
画像表示切り替え監督: | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
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出演: | ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ポール・ダノ、ヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ |
時間: | 153分 |
公開: | 2014年 |
キャッチコピー: 愛する娘を奪われた時、 父が踏み越えた一線とは。 | |
ジャンル: サスペンス、犯罪、ドラマ |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2016年06月11日 | 見た回数: 1回
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ここ最近邦画が続いてた(しかも散々ひどいのも見てきた後だったので)こともあって、字幕で見たのは妙に新鮮。じっくりとコシを落ち着かせて見ることが出来ました。
うーん。ちと重い。救いはあったんでよかった(あれが救いなのかはともかく)んですが、ちょっと重たかった・・・。やっぱり子供がさらわれるとかってちょっと気が滅入るんですよ。
それだけに、ヒュー・ジャックマン演じる彼の行動が間違ったこと、おかしいことと理解しつつも納得できてしまう自分がいる。そりゃそうですよ。自分の娘がさらわれるんですよ。で、多分こいつが犯人。と思ってしまって、でも何も喋らず開放された。自分ができることを出来る限りするというのは当然です。それがどんな無茶でひどいことでも。
が、こんなこと書いててたあと、改めて考えてみた。もし自分が親の立場じゃない頃見てたとしたら、なんでこいつは冷静に事件を見て、刑事(ジェイク・ギレンホール)のことを信用しないのか。ほら、結局○○○○じゃないか。と全く逆の印象を受けたんじゃないだろうか?
ということで、見る人を選ぶかなーとは思いますが、それはそれで、どちらの面からみても良く出来てたんじゃないかと思います。
ちょっと長い作品ですが、事件の真相に至るまでの2転3転する流れやミスディレクション、もしくはすでに違うとわかった上で、あえて間違った行動をとる登場人物たちを見せるという方法。飽きずに一気に見終えることが出来ました。
ちょっと気が滅入って暗い気持ちにさせられた分、悩ましいところでもあるんですが、別段「ブラインドネス」のような気持ち悪いところがある(「ヒストリー・オブ・バイオレンス」見た時のような別の意味で気持ち悪いとこあるけど)というわけではないので、「オススメ」でもいいかもね。