先に「メッセージ」とか「DUNE / デューン 砂の惑星」とかみてるんで出来栄え的には安心してるんですけど、1作目のあの雰囲気崩れちゃうとかはないだろうか？と一抹の不安もあったりする中で見てみました。

前作のイメージは十二分に踏襲できてる気もするし、その上で新しい感じもあったりして十二分に楽しませてもらいました。
ただ、ラスボス的ななにかとかそ～行った点では前作のほうが好きかなー。まぁ、ルドガー・ハウアーのキャラが立ってるってのが大きくって、それに比べると今回は敵がちょっとふわふわしてるというかなんというか。んー。「イコライザー」のラスボスとロシア人の敵キャラみたいな感じですかね？女性レプリカントのラブはらしくて、感情とかも微妙に人間とは違った感じでインプットされたようないいキャラだったんですけど、新のラスボスのキャラがちょい弱いのと、彼女をコマとしてしか扱ってないので重要素が削がれちゃうというかなんというか。

ハリソンくんが出てきたとこはやっぱり「フォースの覚醒」のほうがインパクトも喜びもおっきかったかもしれへんねんけど、あの辺りからの畳み掛けと、真実につながってく一連の流れに感してはお腹いっぱいになりました。

作品自体が長いんで若干薄まった感があるんでこんな評価ですけど、後半の展開やラストの持っていき方とかは十分「オススメ」で良かったかもなーかなー。という感じでした。
あと、多分もっかい見たらまた違った感想とか発見ありそうだなー。とか思ってるんで、そのへんはまた今度。

ほうぼうから「よくできた続編だ」と聞いていたので、きちんと前作（「ブレードランナー」）を復習してからの視聴。

でもって、なるほど。よくできていると思いました。前作を好きな人をないがしろにしない丁寧な作りだと思いました。

ぼく、途中にあるという「ブレードランナー ブラックアウト2022」とか「2036: ネクサス・ドーン」は全然知らなかったんですが、こんなふうに続いていたのですね。

「レイチェルとデッカートのその後」としても楽しいのですが、レイチェルとデッカートの関係が、ジョイとジョーの関係として相似形になっているようで、これも妙味でした。

というわけで、ディックあんまり好きじゃないぼくでも、満足の一本でした。