一体どれを見てどれを見てないのかわかんなくなる沈黙シリーズ。結局のところ・・・（以下「沈黙の逆襲」を参照）。

さてさて、沈黙の逆襲に続き沈黙の復讐です。逆襲→復讐と来ると、どうしてもスターウォーズを思い出してしまうのですが、最近の人は知らなかったりするんだろうか？「ジェダイの帰還」になってるし。

ということで今作はというと、話自体は「沈黙の逆襲」よりもテレビ映画っぽくないというかなんというかで、結構グロくて痛そうな拷問シーンがあったり、舞台がどこなのかわからなくなるようなロシアンマフィアが出てきたりと、それはそれでわるくはない。また、常に完全正義なイメージのセガールがマフィアと共闘してみたりと、ちょっと毛色の違ったセガールを楽しむには悪くはない・・・禅だったり東洋かぶれでもないし、セクシーシーンまでついちゃうおまけ付き。あと、サブキャラであるロシアン・マフィアのボスが結構かっちょよかったりするのもいいですなー。
格闘アクションも結構やってくれるのでそれも嬉しい。

ただ、いかんせんカメラワークが気持ち悪い。ちょっとかっちょいい絵をとってやるぜ。という意図は感じられるんですが、逆効果で、本筋が全然頭に入ってこない。話としてはふつーなんですが、どうもこのへんはもったいないなぁ。

久々の結構いい作品（セガール映画比）なのに、ちょっとケチついたみたいでもったいないなぁ。という感じです。