イキガミ

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監督:瀧本智行
出演:松田翔太、塚本高史、成海璃子、山田孝之、柄本明
時間:133分
公開:2008年
キャッチコピー:
人生最期の24時間。あなたは誰のために生きますか?
ジャンル:
マンガ・アニメの実写化ドラマ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年05月01日 | 見た回数: 1回

いや、若干「Sweet Rain 死神の精度」という金城武主演映画と舞台設定が似てるかねー。とか思ってはいた作品。どっちも死を扱う作品やし、「ジョー・ブラックをよろしく」と同じような作品かな?とか思ってたんですがね。

何でも原作はマンガらしいんですが、ふむ。いわれてみれば3本のストーリーをうまい事絡めて一本にまとめあげたような映画でしたかね。
それぞれにベタではあるものの結構ぐっとくる要素がありましたね。特に角膜移植の話は病院全員が嘘をついて・・・と言う一体感も感じられ、なかなかに気持ちのよい話でした。
政治家の母と息子の話はちょっといらんかったかな?それより他の2本をもうちょっと深く・・・とも思わなくもなかったんですが、それでも思っていたより良かったです。

ただ、管理社会とは違うんですが、どっかで生殺与奪の権利を政府に握られてるという舞台設定のせいでしょうか?どの話も悪くはないもののどこかで押し付けられている気分にさせられていたんですよねー。
危ない危ない。気分が乗らない時だったらもっと「うへー」となっていたかもしれません。

松田翔太くんは「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」以来ですかね。クセのある役者さんのわりにさらっとしてて今作ではよりあっさりとした役どころの割りに存在感もあり、うーん。なかなかにいい役者さんになってますな。

結局最後、制度に対しての回答や行動もなく続編なりで完結するんじゃないか?とも思わせる作りで、若干上下巻作品の前編だけ見たような・・・ちょっと消化不良もあります。

なので手放しには褒められないんですが、スタートラインの期待値が低めだった事もあって意外に入り込んでみれた作品でしたね。現時点ではひとまず「なかなか」にしておきます。

※続けて「Sweet Rain 死神の精度」見る予定なので相対評価でかわるかも。

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