Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!

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監督:長峯達也
出演:永野 愛、伊瀬茉莉也、前田愛、竹内順子、三瓶由布子
時間:71分
公開:2007年
キャッチコピー:
プリキュアvsプリキュア!?
ホンモノはどっち??
ジャンル:
アニメ(日本)ファンタジー

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2011年05月07日 | 見た回数: 1回

こちとら娘の嗜好に付き合ってはや1年以上。プリキュアに関しちゃキャラもシリーズも主題歌も把握し、そこらの男の子のお父さんより遥かに詳しいはず。そんな親バカ目線で見た印象ですが、んー、やっぱりちょい物足りないんですが、話自体は別段悪くいうこともない。
ウルトラマン以来、多くの子供たちと一部の大人たちを魅了してきた、主人公の能力を持ち、正義とか正しいとかの概念に縛られないそっくりの敵。まあ舞台が鏡の国となりゃ彼女らの出現も当然の流れ。その名も「ダークプリキュア5」。いいじゃないですか。ちゃんと鏡の国らしく、登場キャラ5人共にニセキャラをあてがってくれてるし。
そして彼女らを操るシャドウ。鏡に写るモノと影。ちょっと遠いような気もしますが、まぁよしとしましょうかね。
話の展開もちゃーんと、映画版に通底するマル秘アイテム「ミラクルライト」も登場して、視聴者との一体感を煽り、それによりパワーアップ。スーパープリキュアとなって敵をやっつけちゃうという恒例のパターン。

今シリーズのあとプリキュア5GoGoという続編的というか、パワーアップ版な立ち位置の作品ができて(前に見た「Yes! プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪」はそれの映画版)、ソッチの方がカッチョいいデザインだ。とかの物足りなさはあるんですが、まぁ、評価としては普通かねー。
ただ、それで終わらなかったのが今作。問題なのは当時一世を風靡していた二人組のお笑いコンビ「ざ・たっち」の当時のギャグ。彼らの存在自体が正直イランがなと思ってしまう悲しいセリフ回しで、最低限のルールとして使うならせめて訓練は受けて普通のレベルにまで到達してからにしてほしいとこではありますが、そこもあえて目をつぶるとしましょうか。なんといっても本業じゃないですしね。
でもですよ、みんなの夢を乗せるミラクルライトの重要なキーワードに使っちゃいかんだろ。

例えば今作を2011年に見ている僕とかもいるわけです。映画って劇場公開だけで完結するもんでもないし、以降もおそらく女の子らの夢を載せて見られていくことになるでしょうに(そんなことはないかな?)、当時の流行をのせるのはどうかと。割と最近のドラえもんだったり、クレヨンしんちゃんだったり、その他のアニメ作品に見られる傾向ですが、今作に限っちゃ、大事なとこで使っちゃうという点で罪が重い。

こー言うのをやられるとリアルタイムじゃない子供にゃ、なんか変な言い回しでよくわからない一方で、当時を知っている大人からするととってもサブい。一方、芸人さんからすると、過去一瞬はやっただけのネタを再び見せられる辛さ。特に一発屋で消えていった方々にとっちゃ針の筵じゃないのかな?
ふとした折に「ザ・タッチ」の二人がプライベートでこの作品を見たら、きっと声を合わせて「いやー、映画ってほんとに怖いものですね。それではそれでは」とかいっちゃうんじゃなかろうか?
そんな今作です。変なとこに気がいってしまったんでやいのやいの書きましたが、そんなこと気にしてみてる人も少ないだろうねぇ。作品としてはんなわけで個人的にゃ「イマイチ」ですが普通には見れるんじゃないかと(その評価時点で狂ってる)。
に、してもこのペースで行くとワンピースやドラえもんを差し置いて、プリキュアシリーズが一番早くコンプリートできちゃうんじゃなかろうか?オールスターズ以外でわーっとなれる作品あるといいんやけど、いまのとこ全滅やし、不安一杯やねんけどなぁ。

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