LIMIT OF LOVE 海猿

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監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、大塚寧々、吹越満
時間:117分
公開:2006年
キャッチコピー:
愛でしか、救えない。
ジャンル:
アクション恋愛マンガ・アニメの実写化テレビドラマ映画化

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2010年10月06日 | 見た回数: 2回

海難事故といえば「ポセイドン・アドベンチャー」とか、そのリメイクの「ポセイドン」とかありますし、なんと言ってもの「タイタニック」様がいらっしゃる。やはり逃げ場がない&海に沈んでいくという時間的制約の二つが緊迫感をより盛り上げるのかなと。今作に置いても「閉じ込められた状況」で、いかに脱出するか。というまるでゲームのような展開。水の中を潜り、火の中をかいくぐり・・・
と、途中までは面白いんですが、最後の演出で思いっきり面白さに制限がかかります。さすがはLIMIT OF LOVE!

どれだけ緊迫感を持って事に当たって来たと思っているのやら。そんだけ時間があったらもうちょっとスムーズに逃げられたんじゃないか?とも思うんですが、邦画界をなめてもらっては困ります。タイトルにも書いてるでしょ。これが限界なんですってば。また、キャッチコピーもチェックです。あれがなければ「救えない」んですってばさ。
もうちょっとあっさりと○○があって、で、絶望的な状況なのに・・・という展開なら許せると思うんです。映画・ドラマとずーっと見守って来た(ドラマは見てないけど)二人の行く末ですもの。大目に見てもくれますよ。ですが、映画全体のテンポとかさ、見所とかさ、そーいったものを全てリセットして、「とにかく、伝えたいのはこれだ」とばかりに押し付けられると、温かい目で見守っていたファンからしても、いや、それはちょっと・・・と思ってしまうんじゃないだろうか?それに、そこからラストの引っぱり具合がまさに「がんばって泣かせよう演出」すぎてこちらも胸焼けを起こしそうになります。

この作品を例えるなら、寿司屋で快適に食事をしておなかも満足、「じゃ、大将。あと1品お任せで」と頼んだところ、「へいおまち!海鮮丼特盛り、ウニとイクラもサービスで乗っけときますぜ旦那!」と言う感じかな。
お、海鮮丼ですか。カツ丼じゃなくてよかった・・・いやいや、そりゃ魚と寿司を堪能しに来てるとはいえさ・・・。

途中までは楽しめてるし、佐藤隆太のキャラは「ROOKIES -卒業-」の川藤みたいやけど好きなんでね。(あ、彼ももしかすると「岳」実写化の主人公候補?)
とか考えると総合評価としては「残念」までは行かないかな。ラストはほんとがっくしですがね。あまい?

そうそう、ヒロイン「かんな」の花嫁姿がみられますよ。しばたさん。泣いちゃうかな?

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