ファンボーイズ FANBOYS

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監督:カイル・ニューマン
出演:サム・ハンティントン
時間:137分
公開:2009年
ジャンル:
コメディロードムービー青春

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年07月18日 | 見た回数: 1回

世界のファン・ボーイズたちに比べたら、ひよこどころかまだ生まれてもない卵くらいのレベルではありますが、それでも「スター・ウォーズ」に魅せられた身からするとですね。どうしても見ておきたかった一本。

余命わずかの親友とともに、待望の「スター・ウォーズ エピソード1 / ファントム・メナス」最新作を盗みに行こうってなわけですわ。既に完成して、公開も決まってる「エピソード1」を見れないとわかっちゃたら、そりゃ、たまったもんじゃないですよ。

オタクネタを扱った作品だと、例えば「ハイ・フィディリティ」のジャック・ブラックだとか、レッドソックスファンの「2番目のキス」だったりがあって、あちらはそれぞれに、うーん。わかる。わかるぞその気持ち。という共感が持てたんですが、今作ではその辺りの共感具合がちょっと物足りなかったかなぁ。
気分的には同じ車に同乗して「さぁ、いこうじゃないか、スカイウォーカーランチへ!」という気分で見るのが正しいのかもしれませんが、若干、離れた視点で見てた気がします。いかんせんあまりにもレベルが高すぎ?僕とかが見ていても?うーん。すぐには答えられん。というネタも多々ありましたね。(チューイの生まれた星とかね)

さて、確かに僕は「スター・ウォーズ」の方が好きかなぁ。という気持ちはありますが、トレッキーたちと対立するものなのだろうか?
今作の「ルーカスマニアvsトレッキー」の構図は普通の人にもわかりやすい(そうでもない?)し、劇中で、あろう事かハン・ソロがヘタレだ。とか言うトレッキーをやっつけちゃうとことか(そうだ、やってまえ!ハン・ソロやぞ!)も素敵だなぁ。と嬉しく見てたんですが、それでも、アンチトレッキーすぎると感じるのは、そこまでファンじゃないからかな?
個人的にはvs「スター・トレック」もいいんですが、もうちょっとオタクネタをスター・ウォーズにしぼってやり取りしてくれてもよかったんだけどなぁ。とかはちょい思いました。

ただ、腐ってもテーマはスター・ウォーズだし、レイア姫やら、カルリシアン男爵がでてきたと思えば、おぉ、敵方のボス、あなたは○○船長じゃないですか。という方々までひっそり登場したりする。忍び込んで、ついにマスターを再生した瞬間の心の高揚たるや、「エピソード1」の内容を知ってる身からしてもたまりませんでしたし、おふざけがすぎる祭りのあとの、夜中の会話もぐぐっと話を締めた感じでしたし、よかったんじゃないでしょうか。
「ハリソン・フォードは映画史に残る名優だ」「彼がNo1だ」「彼の作品に駄作はない!」という会話の横で通り過ぎる「6デイズ / 7ナイツ」とか(なんかそんな会話をどっかでしたような・・・)、「エピソード1」上映会の映画館の席で「駄作だったらどうする?」とかなんとか・・・なんだかんだで面白かったなぁ。

好きでもなんでもない人が見たとしたら、「いや、ふつー。」という感じなのかも知れません。また、ちと期待が高すぎた。制作者のおふざけ具合がちと表に出過ぎてる気がする・・・などのマイナス点もあったかもしれませんが、それでもこんだけ楽しませてもらいましたし、あー、またシリーズみたいなぁ。という気持ちにさせてくれたんで、評価としては「おすすめ」としても問題ないんじゃないでしょうかね。

※ともあれ、スター・ウォーズシリーズを見直したいのと同様に、ちゃんとスター・トレック押さえねばねー。という気持ちにもなりました。トレッキー祭り、ついにやりますかねー。

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