猟奇的な彼女 엽기적인 그녀
画像表示切り替え監督: | クァク・ジェヨン |
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出演: | チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン |
時間: | 122分 |
公開: | 2001年 |
キャッチコピー: 好きってイタい!? | |
ジャンル: コメディ、恋愛 |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年01月01日 | 見た回数: 1回
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年05月28日 | 見た回数: 1回
周りの評判も良いし、多分僕も好きな作品だろうなー、とは思ってたんですが、割と長い事宿題だった作品。いやー、韓国映画はなんかよくわからんけど、ちょっと抵抗があったりするのですな。
また、最近この手の映画は、ふーん。ピンとこないなーというのが多く、感性が鈍ってきてるのかねぇ。とも思ってたんですが・・・
いやー、面白かった。
最初こそ、韓国映画特有の雰囲気がしっくりこず、特にコメディとしてみれる部分が、なんだかベタすぎてドリフのようだ・・・とか思ったりしてたんですが、いつの間にか作品の中にとりこまれてましたね。
若干ラストが出来過ぎな感もしましたが、それでも気持ちよくエンディングを迎えられましたし、満足度も満点。いやー、何かこう言うので楽しい気持ちになったのは久しぶりだなぁ。作品の種類は全然違うけど、「ラブ・アクチュアリー」と見終わった気分はにてるかな。
どっかで韓流ドラマが流行ってるのは古いトレンディドラマみたいだからだ。(つまりルーツは日本だよ。とか言いたかったのかな?)というのを聞いた事があるんですが、果たしてそうなんだろうか?韓流ドラマに関しては全然魅力的ではないんですが、映画に限って言うと最近見た邦画よりこちらの方が楽しめてるんですよねー。
ま、見てる絶対数が違うんで一概にも言えないんでしょうが、オリジナルの「イルマーレ」(ハリウッド版は未見)見た時もそうでしたが、なんだか韓国映画の方が、とりあえずヒロインか主役を殺さないと戦えない邦画の某ジャンルよりしっかり作ってるなぁ。という印象なのだ。
ちゅーわけで、評価としては問題ないでしょう。「おすすめ」で。
陰下洋子 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年02月16日 | 見た回数: たくさん
石田さんに便乗して、書いています。
実は、スカパーで何度となく見ていますが、何回見ても陰下家では、「いい恋愛映画だねぇ」と、
旬を通り過ぎてしまった私たちは、若い頃のあまずっぱい気持ちでいっぱいになり、そして、お互いの存在をなんとなーく、再確認したりして…。
お話の展開はコミカルにテンポ良く、ほろっとくるところあり、最後には完璧な落ちがついて、わかっているのに、いつも最後のシーンで背筋がゾクゾクしてしまいます!
ちょっと面白いのは、ほとんど日本と変わらぬ様子の韓国ですが、目上の人の前でお酒を飲むときは、失礼にならないように横を向いてお酒を飲むところなど、韓国の風習もかいま見られるところがあります。
そして、お気に入りの言葉…。
「偶然とは、努力した人に運命が与えてくれる橋」
手帳にメモしています。
調べたらこれ、サブタイトルのようです。
でべ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年02月14日 | 見た回数: 2回
ラブ・ロマンスは「すれ違い」が醍醐味(だと言いたい、言えるかな)。
ちょっと前、アニメ「めぞん一刻」の再放送をやってたんですが。しばらく見ているうちにハマってしまってきゃあきゃあ言いながら見ていたわけです。携帯電話が当然になったいまでは考えられない「待ち合わせ場所を聞き間違えて出会えないふたり」とか「一ノ瀬さんのかん違いを真に受ける管理人さんと管理人さんの思い違いに翻弄される五代くん」とかもう最終回ぎりぎりまで聞き違い、かん違い、思い違い、すれ違いの連続。本当に最後に結婚までたどり着くのかオチの分かっているアニメながらもひやひやしました。正しくはひやひやしたりきゃあきゃあ言うのを楽しんでいたというか。wikipediaによれば「すれ違いと誤解の繰り返しが各話の基本構造」だそうで、まんまと高橋留美子の手のひらで踊らされていたわけですが、同じ阿呆なら踊らにゃ損損、阿呆で結構、ずいぶん楽しく踊ったのでした。
で、週末の聖バレンタインデー。テレビ映画はラブロマンスものが目白押し。で土曜日の昼は「イルマーレ」をいっちょかみして、日曜日の夜は「猟奇的な彼女」と。どちらも面白かった…と思ったのはよくできた「すれ違い」が要因かと思い始めたのでした。ので、自信はないが言ってしまえ。
日本映画界の皆さん!女の子を泣かせたければ余命じゃない、すれ違いですよ、すれ違い!!
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ちなみに「猟奇的な彼女」は2回目もしくは3回目の視聴。初回は号泣したにもかかわらずまったく内容を覚えていませんでした。おかげで今回も心の準備だけはして冷静に、でも新たな気持ちで楽しむことができました。このふた昔前のトレンディードラマのような、ポケポケいうライトな音楽やコミカルな演技やパステルな色使いは狙っているんだろうか、本気なんだろうかと判断迷います。なにせ日本でもアメリカでもないので感覚がつかめないのです。でも全体的なバランスはとれているからいいのかな。ちょっと「ダサイ」感じが妙だけど。
役者さんがふたりともばっちりハマリ役なのも気持ちいいポイントのひとつでしょうか〜。
しかし韓国人は恋愛でも復讐でも基本的に気が長いのかしらん。
みんな絶賛なので、まあ手堅いだろうと思ったのですが、ちょっと波に乗り切れなかったみたい。それぞれのコメントは、いい感じに映画のエッセンスを抽出してるなあと思うのだけど。
作品として、とくに文句を付ける気は起こらないのだけど……、んー、まあ相性かしら。なんだか彼女の人格の破綻具合の意味がよくわからんかったのですな。すくなくとも「猟奇的」という単語から連想するような彼女ではなかったです(追記:なるほど。「猟奇的」の意味をよく知らなかったんですか……。じゃあ、しょうがないか。それとWikipediaによれば、うーん、喪失のショックでDV性質になっているとのこと。それでああいう演出なんですね)。
そういう猟奇性についての期待はおおむね外れたのだけど、「『私が死んだら、お気に入りの服を一緒に埋めてほしい』よりも『彼を一緒に生き埋めにしてほしい』のほうが悲しいでしょ?」というのがよかったです。
あと、ヒロインが北井さんによく似てると思うのだけど、例によって、そんなふうに思うのは僕だけだろうか。