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少年メリケンサック
画像表示切り替え監督: | 宮藤官九郎 |
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出演: | 宮崎あおい、木村祐一、勝地涼、田口トモロヲ、三宅弘城 |
時間: | 125分 |
公開: | 2008年 |
キャッチコピー: 好きです! パンク! 嘘です! | |
ジャンル: コメディ、音楽 |
コメント一覧
でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年04月03日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年01月06日 | 見た回数: 1回
ヒット作に乗じたネーミングで、柳の下に二匹目のドジョウを探すような映画ってたくさんあるじゃないですか。「紀元前1万年」と「紀元前1億年」みたいな関係の。この映画もそのたぐいで、てっきり「デトロイト・メタル・シティ」のヒットにあやかろうとした作品なのかなあ位に思っていました、といいつつも「デトロイト・メタル・シティ」はみてないんですが、それはさておき。
なんというか僕も大人になったなあと思うのは、10年前だったら、クスリと笑うこともなかっただろうし、毫もほめることのなさそうな邦画だと思うのですが、こんな学芸会調の映画でも見てるとそれなりに面白く、佐藤浩市は言うまでもなく、うっかり哀川翔にも会えたりして、見終わってみればまあそれなりに楽しかったかな、と思いました。
途中にたびたび出てくる「パンクでない曲」のセンスがよく、なぜかエンディングテーマもユーミンだったりして、音楽側面もそれなりに楽しいものでした。
で、見終わってから気づいたのですが、主人公の女性、僕が宇宙人のようだと呼びならわしていた女性だったんですね。彼女の役名が「かんな」で、たまたま娘と同じだったこともあり、柴田家ではこれも受けポイントでした。
「南極料理人」に引き続き、カワイイおっさんシリーズ。
ただしこちらは本物の駄目オヤジ、社会不適合者のみなさん。楽しそうではあるけれど個別に街で見かけたら鼻をつまむか、道を開けるか、眼をそらすかのどれかに値する、ゴンタクレのおっさんぞろい。そんな協調性のないめちゃくちゃなおっさんたちを、宮崎あおいちゃんがきゅっと締めて束ねて良いチームに仕立ててくれています。
「宮藤官九郎にハズレなし」の法則をいつからか「宮藤官九郎のドラマにハズレなし」に書き換えてしまっていたけれど、得意分野ということもあってか「やっぱクドカン!」と思わせてくれる映画でした。