コンテイジョン CONTAGION

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監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:マット・デイモン、ジュード・ロウ、ローレンス・フィッシュバーン、マリオン・コティヤール、ケイト・ウィンスレット
時間:106分
公開:2011年
キャッチコピー:
【恐怖】は、ウイルスより早く感染する。
ジャンル:
サスペンスパニック

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2015年08月29日 | 見た回数: 1回

有名な「アウトブレイク」から、グダグダな「感染列島」までウイルスパニック映画もそこそこ数はあるんですが、そんな中では最も人間味が薄い感じがしたかなぁ。とにかく淡々と、確かに恐怖心も煽るし近しい人の死も描いちゃいるんですが、誰かに焦点を当て続けて話が進むというわけでもなく、どちらかと言うとその事件に巻き込まれた群像劇って言ったらいいのかなぁ?若干「ブラインドネス」を思い起こさせる感じはありました。あ、いや、もう見ない。という意味じゃないですよ。

感染列島」を引き合いに出してみると、この非常時に「スキよ、嫌いよ」と何をのどかにやっとるんだ。という苛立ちを感じることは皆無。

淡々と描いてる分リアリティが増してる感じもあって、死んだ人を「死体袋がもうないねぇ」等と言いながらドンドンと埋めては焼いてるシーンとか結構怖かったりもする。インターネットの変な情報に踊らされて意味なく暴動がおったりもする。手立てもなくドンドンと人は死んでゆくしそりゃこの作品のほうが怖さ満開です。

が、一方でちょっと淡々としすぎてるって言ったらいいんでしょうかね?こんだけ豪華スタッフを揃えてる割にそれぞれの登場人物のアピールは薄イノがちょっともったいない感じはしましたかね。いや、それぞれにいい話も悪い話も織り込みつつ描かれてもいるんですが何だろこの感覚。
どうもドキュメンタリーのような感じっていうのかな?いまいち自分自身がその中に入って巻き込まれてるという実感というかが得られなかったかなぁ。

てなわけで、たしかに怖くはあったし、人によっちゃもっと評価は高くてもいいのかもなー。と思える作品でしたが、入り込めなかったのが個人的にはちょっと痛かったか。

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