君に届け

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監督:熊澤尚人
出演:多部未華子、三浦春馬
時間:128分
公開:2010年
キャッチコピー:
本当に大切な想いは、ゆっくりと伝えればいい。
ジャンル:
恋愛ラブコメ青春マンガ・アニメの実写化胸キュン

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2013年09月06日 | 見た回数: 1回

なんでも読んでないんですが人気少女マンガの実写化だそうですよ。
主演は誰かが好きだったような?な、多部未華子ちゃんと、僕の中では走れない俳優(参考:「奈緒子」)としてバッチリ評価の低い彼、三浦春馬くん。相変わらずな走りっぷりですが、さすがにフツーの男子が爽やかに走っているだけなので、マラソンランナーのあの作品と比べるとそこまで気持ち悪さはなかったですけどね。

お話としてはなんというか女の子のキャラが若干際立ってるタイプの典型的な少女漫画ですんで、めっちゃすごい展開とかは全くなく、あくまでパターンに則ったふつーの青春恋愛映画かな。
ただ、キャラが際立ってると書いたものの、ちょっと暗めの貞子と間違えられた女の子というところだけで、突飛なキャラではないので底までのギャップも楽しめるわけじゃないし、ライバルとなるちょっとセーカク悪い人気者の美人との戦いもぱっとしたもんじゃない。

これがケータイ小説上がりだともっと凄惨なイジメと、もっと意味不明な展開が待ち受けていて、さー気合入れてみるぞー。となるんですが、こちらは少女漫画なのでもっとのどかで悪い奴も底まで徹底的な悪者がいるでもないし、たんに主役の地味で温室育ちでうまく自分を出せない彼女が、前半では友達との交流を。後半ではさわやかな彼と恋愛関係まで発展するか。というゴールに辿り着くまでをほんわかと描いてる。
例えば、初めてラーメンを食べに行った日のクダリとか、そんな彼女が見せる妙に可愛らしいシーンもギャップを活かしつつ上手いこと描けてるんじゃないかなー。と。

あと、爽やかくんの三浦春馬ですが、んー。そんな奴いねーよ。という点はさておき、たしかに爽やか君で、かつ、高校生らしい微妙なもやもや感と近づきたいけど近づけない微妙な立ち位置など、悪くはなかったし、前半のちょっとふりょー系の友達との関係がそれはそれでピュアでよろしい。

思ってたよりよかったです。多分漫画のほうが面白いんでしょうから、評価厳しめですが、映画だけでも別段不満があるわけじゃないですよ。

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