法廷モノに外れなし。ってのはよく言われる（と、思う。僕自身はね。）ことなんですが、これもなかなかにグーですね。ふむ。やっぱりラストに逆転劇を演じられるっていう舞台がそうさせてんのかなー。

基本的に話の中心はマット・デイモンなんですが、脇を固めるダニー・デヴィートとか、ミッキー・ロークらのちょっと悪徳弁護士側が明らかにかっちょよくて、困ってしまいますな。主役が陰っちゃうくらいに。

相手方のジョン・ヴォイトもこれまた魅力的で有能。前述の悪徳弁護士の社長・先輩の有能さとそれぞれ際立っていて良い感じのせめぎあいが楽しめてよかったです。

後半のDV問題のネタがいらない気がするんだけど、それはしょうがないのかなぁ。保険会社vs新米弁護士でも充分に面白いのに、下手にそんな恋愛ネタやらがあったり、さらには正当防衛のあんなことがあったりこんなことがあったりは話としては面白いけど、本筋でずっしりと攻めてくれても良かったんだけどなぁ。ただでさえ長いし。

ともあれ、久々に見ましたがハズレ無しの期待通り面白さでした。おんなじ法廷モノでも「ニューオーリンズ・トライアル」より好きかな。満足満足。