ゴッドファーザー PART II The Godfather Part II

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監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:アル・パチーノ、ロバート・デュバル、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・カザール、ダイアン・キートン
時間:202分
公開:1974年
キャッチコピー:
巨大な組織を若い新しいゴッドファーザーが受け継いだ
ジャンル:
ヤクザ/警察犯罪アカデミー賞ドラマ

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年11月18日 | 見た回数: 2回

1と3は数回見ているのだけど、なぜか2だけ、一回しか見ていないのです。

しかも昔、「ゴッドファーザー総集編」みたいなんがあったんですが、それではたしか2の部分は──とくにヴィトの若い頃のあたりは──結構大胆に削除されていたと思うのです。なので、いちばん経験値が浅い。

* * *

さておき、きむさんとか、ほか数名の女性が「アル・パチーノとデ・ニーロだったらデ・ニーロのほうがハンサムだ」とおっしゃるんですね。

でも、僕に言わせると、「デ・ニーロ?」と思っちゃう。年齢どうこうじゃなくって、「タクシードライバー」と「スケアクロウ」を見比べてみたって、どうしてもパチーノのほうがハンサムだと思う。

しかし、本作のデ・ニーロはたしかに美しい顔をしてると思う。

晩年こそ妖怪のようだったマーロン・ブランドだけど、彼の若い頃の役なので、それなりに美しいのかしら。

* * *

この2作目で語られるヴィトの若い頃の挿話は、コルレオーネファミリーがファミリーらしかったころと、マイケルが猜疑心から孤立していくさまを対比的に見せる点で非常にいい仕事をしてますね。

一作目の冒頭でもヴィトに頼みにくる人たちがいて、そのシーンは、シリアスな本シリーズのなかでもちょっとコミカルなシーン。本作でも、「アパートで犬を飼っていたら追い出された」なんて相談を困りながら受けちゃう。

そういうどこか牧歌的なヴィトの時代とは対照的に、マイケルはファミリーさえも、あまつさえ実際の兄弟でさえもその猜疑心の歯牙にかけていく。この辺りの負のスパイラル感は「スカーフェイス」と通じるものがありますね。

この世の中で 唯一確かなことは 人は殺せる
If anything in this life is certain, if history has taught us anything, it is that you can kill anyone.

──「唯一確か」と言い切ってしまう境地がおそろしいのですが、不謹慎なことを言ってしまうと、このアル・パチーノがなぜかかっこうよく見えてしまうのですね。どういうメンタリティを刺激されるのでしょうか。

それにしても一作目でも言ったけど、ダイアン・キートンが若くて、ひきつづきびっくりです。

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