劇中でジャック・ブラックが「AC/DC」と口にするのを耳で聞いて、ようやく「エシディシ」と結びついたという、最近ジョジョの奇妙な冒険アニメ版を見ている30代女子がこちらになります。

映画自体は1回目に見たときとなんら変わらない印象でした。

最後がステージ、というのは全てをチャラにする威力がありますね。その「チャラ」の部分とジャック・ブラックが主演だということを差し引いたら「まあまあ」の下でしょうかー。

と、あれ？
みんなわりかし評価高し…？

ハイ・フィディリティでのジャック・ブラックも素敵なんですが、こちらの作品も（似てますが）いってしまってる感じで素敵です。なんといっても彼の魅力が今作の中心・・・というか、それ以外何が残ろうか。と言う作品ですね。
見たあとすっきり気持ちいい気分にさせてくれて何回見てもマイランキングも上位キープと言ったところです。
割と実験的な映画を撮るイメージがある監督なんですが、一方で今作のようなファミリー向けのストーリー的には単純なお話を、「ロックとジャックとで引っ張り回されて大満足」な一品に仕上げる腕も持っていて、以外に懐が広い（スキャナー・ダークリーを撮ったり、がんばれベアーズを撮ったり・・・）なと。
ロック入門編としても最適かもしれませんが・・・さて、これを娘の音楽教育に取り入れたものかどうか。

安心してみられる作品。やっぱりロックロールやフォークソングが活きる場面というのは抑圧された風景なのだなと再確認できます。時間があったらもう一回見たいなあ。