千年女優 CHIYOKO MILLENNIAL ACTRESS

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監督:今敏
出演:荘司美代子、小山茉美、折笠富美子、飯塚昭三、津田匠子
時間:90分
公開:2001年
キャッチコピー:
その愛は狂気にも似ている
ジャンル:
恋愛ロードムービーミステリーアドベンチャーファンタジー

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2013年07月20日 | 見た回数: 1回

みんながいいよとおっしゃる「東京ゴッドファーザーズ」を見たので、こっちも視聴。

なるほど映画愛を感じるいい作品ですね。場面転換の妙、ストーリーテリングの妙もあるのですが、ひとつの映画で、なんというかショートトリップができる作りが心地よい作品でした。

次はやっぱり「パプリカ」を見てみるといいのかな。

尾内丞二 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年09月15日 | 見た回数: 3回

やっちゃった。
記念すべき1000本目の映画なので“千”のつくタイトルで。

つい先日、多くのファンに惜しまれながらこの世を去った今敏監督の作品ですが、今氏の作品は全て美麗な作画とダイナミックな動き・演出が魅力的です。

少女の頃に一度だけ出会った“あの人”に二度と逢えないという呪いを背負った一人の女優が、彼の人の影を追って千年の時と世界を駆け抜ける物語。

“千”が付くという理由でこの映画を選びましたが、奇しくもこの映画はかつての日本映画黄金期に捧げるオマージュでもあります。

夫婦共に映画マニアの尾内家では、『良い映画の条件』の一番に“監督自身が映画を愛していること”というのを挙げています。

中には『下手の横好き』もおりますが、ほとんどの場合は『好きこそものの上手なれ』。
名作と呼ばれる映画の多くは、監督自身の『映画』に対する溢れんばかりの愛情を感じ取ることができる。

そこへくると今監督は、どちらかというと愛情表現が苦手な部類に入ります。
本当は映画が好きで好きでたまらないのに、格好つけてストレートな手法を避け、回りくどい演出に逃げてしまうのです。

…しかしそれが逆に彼独自の不思議で魅力的な世界観を作り出している側面もあり、元P-MODELの平沢進の神秘的な歌声も、その世界観をいっそう魅力的に演出しています。


…ちくしょう!
殆ど同時に投稿した柴田に1000を盗られてしまいました…。

なんだこのがっかり感。

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