さて、「ナイト・ウォッチ」から数年後（数ヶ月かも）の続編映画です。

まぁ、同じ監督さんが、おんなじスタッフで撮ってるということもあって、ほぼオールスターキャストでお届けします。という心意気は好きですね。また、前作はちょっと暗ーい雰囲気でひっそりいろいろやってたのが、今作に入ると、そりゃもう度派手にぶっ壊したりするので、見てる分には面白いかなぁ。ただ、あの暗くてどろどろした空気感がちょっと減っちゃったのは残念なところです。あれはあれで好きだったんですが、ちょっと大衆寄りというか、ハリウッド寄りになってしまったかなぁ。

前作では、なんだなんだ？虎やら熊やらに変身したけど、結局強いのか？という、微妙な異種の能力でしたが、今作は、もうちょっとわかりやすく、なんかをぶっ壊したり、爆発させたり、殺したりしてくれるので、その辺は見てても楽しかったです。
売り出し方は『ロシアの「マトリックス」』とか言ってましたが、どっちかというとロシア版「X-メン」ですよ。あれをもっとくらーくどろどろと汚くしちゃう感じですかね。

気になるのは、3部作の予定だそうですが、うーむ。原作がどういう展開をしているのかは知らないのですが、この終わり語ってことは、また別の話になるのかしら？ある種ばっちり締めて終わってる気がしてなりませんがねー。

ということで、まぁ、派手で楽しいという点はあるものの、前作のよさがちょっと減ったのが残念であること。また、前作の評価がまあまあなのでそれより個人的には似たような評価（ちょっと落ちるかなぁ）になってしまうので、最終評価は『ふつー』ですかね。