ハンサム★スーツ

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監督:英勉
出演:谷原章介、塚地武雅、北川景子、佐田真由美、池内博之、大島美幸、本上まなみ、佐々木希
時間:115分
公開:2008年
ジャンル:
コメディ

コメント一覧

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年09月01日 | 見た回数: 2回

愛嬌のある不細工・塚地武雅さんと、男前を意識させる男前・谷原章介さんを引き合わせただけでも、この映画に価値はあるかと。不細工 / 男前というのはどちらも人の共感を得にくいお題であるけれど、このふたりなら自分の顔が持つ役割をばっちり把握した上でそれを自分のウリにして、多くの人に愛されるキャラクターに上手に仕立ててくれる。ラストシーンに次の実験台としてバナナマンの日村さんがちらっと登場するのだが、本編が日村さんで撮られていたら・・・と思うとぞぞ気がする。よりリアルだがそのせいで、きっと目も当てられないものになっていただろう。

でもとにかくこの映画の見どころは谷原章介さん。
塚地さんはまあまあいつも通りと言ったところ。逆にいいヤツキャラのせいで、いつもほど不細工ぶりを発揮できてないくらいかと。後半、知らない女性に「このブサイク! 気持ちわる!!」と罵られるシーンがあるのだが、そこまでじゃないとふと気づく。演出上、不細工だということになってるけどキモくはないよと。うーん、そこで気づかなくても良かったのに・・・。
反対に谷原さんは、思えば顔は知っているけど、役者をしている姿はほとんど見たことがなかった。今作がほぼ、ファースト・コンタクト。たぶんバラエティ番組などで見て顔も声も存在感も知ってはいたけど、いやいや何が凄かったって動きが!! そんな風に動ける人とは知らなかった。カメラ目線でくるっと一回転、回りきって顔が正面に戻ってくるのだが、その顔がまったくブレない。ピッと止まり過ぎで、見ているほうの目と脳が追いつかなくてちょっとくらぁっとするほど。コマーシャルやなんかでお姉さんが持ってるフリップが全然動かない演出あるでしょ。お姉さんは動いて喋ってるのに持ってるものは微動だにしない。あれって固定してあるって分かっててもちょっと妙な気分になりません?もしくは、カメラ固定のヘルメットかぶってジェットコースターとか。あ、ジェットコースターの方がイメージ近いかな。カメラが固定されているのか、対象が固定されているのかどちらにしろ、いつも見ているものと違うせいで一瞬アタマが整理できない。もちろん谷原章介さんは小細工なしです。そこでキラーンと歯を光らせておいて、次の瞬間にはひょいひょいと背中を丸めて不細工スタイルで歩き出す。その切り替えもとにかくキレがいい。
不細工(塚地さん)がハンサムスーツ着用で男前(谷原さん)に、という設定なので、見た目は男前でも中身は不細工として人生を送ってきた男、のはずなんですが。スキップのジャンプ力も、包丁さばきもとにかく何もかも「不細工な動き」がキレが良すぎて「格好いい」。
2回目の鑑賞なので、石田さんコメントにある「残念」な後半〜ラストシーンは置いといて、良いとこだけを満喫できました。

柴田家が「20世紀少年」や「少年メリケンサック」の「カンナ」という名前に反応している姿を見て、微笑ましくもやれやれと鼻で笑っていましたが、今作脇役ほんじょの役名が漢字もそのまま「久恵ちゃん」。んー、確かにちょっと気持ちが高揚。あれですね、自分が住んでいる場所、わたしなら京都が舞台になった映画は、なにか嬉しいし面白いと思う感じに似てるかな。

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2009年06月17日 | 見た回数: 1回

惜しい、前半7割くらいまでは、お、なかなか楽しいじゃないか。「なかなか」の評価くらいになるかなー。と思ってたんですが、ラストで崩れました。

ストーリーとしては奇抜なものではないんですが、ラストで「人生って顔じゃない」的なお涙ちょうだいというか説教臭い方面に強引に持ってきたところから、がくっと勢いが落ちてしまいました。ラストではがらり雰囲気も変わり、テレビドラマを見せられているような雰囲気になってしまいましたからねー。最後の彼女の秘密(オチ)も読めてしまったし。
「でもやっぱり、ハンサムの方がいいねん。」という開き直りでどっちも取りなほうが良かったんじゃないかなぁ。

軽快な音楽と、過剰なまでの谷原章介さんならではの「自分をすべて理解した上で」のハンサム演技すばらしく、今度スーツ買うなら「洋服の青山」だぜ。とまで思い込ませてくれましたし、また、塚地さんもなんだかんだ映画に出てはいい感じのキャラを作り出しているし、役者陣に関してもそんな難癖つけるようなところはないし、スポンサータイアップ作品にしてはかなり良い出来だったと思います。それだけに、ただただ脚本だけが足を引っ張ったのがねぇ。

ここ最近、あまりよくない映画でもラストで持ち直すことが多かったんですが、今作に関しては全くの逆でしたね。ダメージも大きかったのでこんな評価です。

追記:
ちなみに、ラストも感動して全編通してよかったよ。という話も聞きました。僕みたいにうがった見方をしていない純粋な視点で見ればもっと評価が高くてもいい作品だと思います。

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