アルゴ Argo

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監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック、ブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン
時間:120分
公開:2012年
キャッチコピー:
この《実話》は、フィクションよりも大胆
ジャンル:
サスペンスアカデミー賞実話

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2022年07月11日 | 見た回数: 2回

あれ、前回(2016年)に見た時のコメント、なんだかちょっとキツめですね。ぼく、「わりと面白かったので、もう一回見る」記憶の箱に、本作品を入れていた感じなんですが、そんなふうにも見えない。ちょっと違和感。

さておき、スジは2016年の通りなんですが、「1人で入国して7人で出るためのパズルがみどころ」みたいな書き方をしていますが、今回見た印象では、そこはあんまりそういう書き方をしない方がいいような気がしました。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

むしろ、こういう事実があり、クリントン大統領が機密扱いを解いたということと、いったん作戦を中止されそうになり、しかしベン・アフレックの役の人物が、自分の責任で強行したということ(そして、上司が、その決断のためにカバーで奔走すること)

隠しテキストはここまでです。

のほうが、印象に残りました。

印象に残るポイントが変わるってのは、としをとったのかしら。

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2018年04月12日 | 見た回数: 1回

もともとベンベンは好きなんですよ。何でかはしらんけど、「グッド・ウィル・ハンティング〜旅立ち」も正直マット・デイモンよりも彼のほうが良かったと思ってるフシがあるくらいにね。
(あ、ロビン・ウィリアムスは別格扱いで。)
あ、さてさて、そんな彼が撮って妙に評判もいいというちょっと気になってた一本。イランも居たこともあって別に嫌いじゃない国ですし、実話ベースでこれだけ「事実は小説より奇なり」なのもいいもんんですな。

面白いじゃないか。俳優としては彼じゃなくてもいいかも知んないけど話は抜群に。
ラストのパトカーの部分はフィクションらしいけど、それよりも前日、当日の緊迫感が素晴らしい。下手にアクションアクションしない分、それぞれのちょっとしたことで拘束されて場合によっちゃ・・・という緊張が伝わってくるんですよね。あと、現地とアメリカとのやり取りとかね。

荒唐無稽なありえない作戦が半ば強引に実行され、そうなったらもうやるしかない。と誰も彼もが限られた時間で出来る限りの努力を行って成功に結びついちゃう気持ちよさも感じられたしとっても満足でした。

ベンベンやるじゃないか。テーマ的にこれが重し色そうだったんですが、この出来だったら彼の作品「ザ・タウン」とか「ゴーン・ベイビー・ゴーン」も面白いかもって思っちゃうなぁ。

追記:カナダ大使館の使用人の彼女がその後イランを後にしてイラクに・・・というところが、その後の湾岸戦争やらなんやらを知ってると、うむむー。と思っちゃうとこはあるけれどね。

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2016年08月06日 | 見た回数: 1回

アメリカって、やっぱり臆面のない国だなあと思っちゃう。自分で肩をぶつけておいて、医療費を請求するチンピラみたい。イランにパーレビみたいな愚かな人物を据えて、イランの国益を収奪しておきながら、なにが人道だバーカ、ですよ。

* * *

さておき、アメリカの独善的愚かさは放っておいても、映画と、救出作戦そのものは面白かったです。

ホメイニからの逃亡とガン治療のためにいる、前イラン暗君パーレビ。彼の身柄引き渡しを要求して、イランのアメリカ大使館が武力制圧され、60人くらいが人質になっちゃう。

武力制圧のゴタゴタ時に6人の外交官が大使館から脱出する。6人はカナダ大使の私邸にかくまわれるのですが、この6人が脱走したことがわかると、6人はおそらく殺されてしまう。

制圧した民兵たちは、シュレッダーで裁断された大使館外交員の名簿を子供達に復元させ、6人の脱走が明らかになるのは、遠くない未来。

CIAは、この6人救出のため、1人のエージェントを送り込む。

……と、こう書いちゃうと、スパイアクション映画っぽいけど、ここから事実は小説より奇なりとなる。1人で入って7人で出てくるためには? このパズルを解くカギが「イランでSF映画を撮るカナダ人」なんですね。

まあ、面白そうと思ったらぜひご覧ください。

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: | 見た回数: 1回

映画好きのお兄ちゃん(アンちゃんという意味でなく、親戚のお兄ちゃん、くらいの気持ちで)だと思っていたベン・アフレックもアカデミー賞候補に上がるような映画を撮るほど偉くなっちゃって…、とちょっと距離感を感じてしまう、じれったいような悔しいような「アルゴ」。
でも実際に見てみたら、お兄ちゃん、まだこっち側にいた!とわかって嬉しくなってしまう。

イランアメリカ大使館人質事件のこの作戦を題材として放っておけない気持ちもわかるし。

状況のわりに、そこまでの緊張感は感じられないけど、ワーギャー言いながら見られる軽さもちょうど良かった。ちょっとコミカル過ぎるアメリカ待機側の映画製作陣も、気になる人は目障りかもしれないけど、個人的にはまあまあ、程よいくらい。

リンク

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