あらためて見てみるとやっぱりたいへんくだらない話で、よくまあ、アンソニー・ホプキンス、いい歳してこんなくだらないセリフを言えるなあと思うんだけど、まあね、見ているぼくも程度が低いので、かっこうよくみえるんですわ。

バンデラスってエル・マリアッチ役のむさ苦しい濃ゆさが代表作だと思うんだけど（ん？「スパイキッズ」？）これも悪くないねぇ。彼がカッチョイイかどうかはもしかすると票が割れちゃうかもしれないんですが、ゾロ自体は文句無しでかっちょいいと言えるんじゃないだろうか？

ヒーローものとしては最近のマーベルとかの殺伐としたものではなく、若干のどかで派手で、見てるこっちも楽しくなれるような展開と勧善懲悪なストーリー。

これだったら吹き替え版を娘に見せても面白いかも、とか思いながら見てました。んー。でも「アベンジャーズ」ニコニコ見てたよな・・・。

あ、そういやあのマスクってヒット・ガールと被ってる？

「9デイズ」では、後輩を養成するアンソニー・ホプキンスを期待して見事に裏切られたのですが、そうそうみたかったのはコレですよ。

昔みたことがあるのだけど、ぜんぜん覚えておらず、でも、見直してみるとよくできていてびっくり。この作風で記憶に残ってないというのは不思議だなーと思ったら、なるほど。「007 カジノ・ロワイヤル」の監督だったんですね。いい仕事しますね。

アンソニー・ホプキンスは言うに及ばず、アントニオ・バンデラスは非常にいい感じだし、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズもとっても色っぽくてかわいい。

初代ゾロ（アンソニー・ホプキンス）VS総督（スチュアート・ウィルソン）、新ゾロ（アントニオ・バンデラス）VS軍人（マット・レッシャー）の四項対立が絶妙で、それぞれの悪役も、名前は知らなかったけど、かなりいい役者でした。

中盤、馬の曲乗りアクションがあるのですが、これも目の覚めるような動きで見事。いいアクション・エンターテイメントですね。