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雲のむこう、約束の場所
画像表示切り替え監督: | 新海誠 |
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出演: | 吉岡秀隆、萩原聖人、南里侑香、石塚運昇、井上和彦 |
時間: | 91分 |
公開: | 2004年 |
キャッチコピー: あの遠い日に 僕達は、かなえられない約束をした。 | |
ジャンル: アニメ(日本) |
コメント一覧
でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年05月13日 | 見た回数: 1回
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中学生だ…。
このひと、完全に中学生だ…。
なんだろう、いい映画かと問われれば、間違いなくダメな映画である。話はどっかで見たような何かの寄せ集めだし、カットの切り替えはいつも暗転で素人くさいし、構成も不親切で分からせる気はなさそうだし、今をときめくアニメ作品に比べたら絵もヘタっぺだし、なにしろ独白多すぎだし、とりたてていいところがあるわけじゃない。でも、ああ、恥ずかしいけど言ってしまおう。その物語を紡ぎたい衝動をわたしも知っているのだ。
正確には中学生の頃に思い焦がれていた憧れの物語を見せられている気分。妄想まっしぐら。わかっちゃうのだ、放課後の教室で偶然出会いたい気持ちも、好きな人の部活動をのぞき見る気持ちも、つき合うことよりも想い合う気持ちの方が大事だったりすることも、なによりそれらはすべて、実体験でない寄せ集めの小説や漫画や映画から紡ぎだされた自己満足の物語であり、もうひとりの自分が頭の中で語り手になってることも。
もはやでべは、そんな自分を思い出すのも語るのも平気なくらい年をとってしまったけど、この人はいまだその鬱屈した物語の中にいるんだろな。くわばらくわばら。
もしこのまま世間ずれせずにこの妄想を突き詰められるのなら、絵なんかヘタっぺでいい、また見てもいいかなーとも思う。世界のすみっこでもじょもじょと、あまり風呂敷を広げず、うつうつと小さな世界をつくり続けるこのおっさんを、電通とか博報堂とかテレビ局とかが放っておいてくれるといいなあ。
丞二から指摘があったので訂正。
中学生には間違いないけど「男子中学生」はあんなこと考えない]]」んだと。あれは「乙女」だと。というわけで「中学生」ではなく「女子中学生」に訂正してお詫び。