となりの怪物くん

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監督:月川翔
出演:菅田将暉、土屋太鳳、古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、速水もこみち
時間:105分
公開:2018年
キャッチコピー:
この怪物に出会うまで、私たちはみんな独りだった。
ジャンル:
恋愛青春マンガ・アニメの実写化胸キュン

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2019年04月11日 | 見た回数: 1回

君の膵臓をたべたい」の監督作品なので、あのカンドーを再びという気もなくはなかったんですけど、ここ最近、漫画実写化胸キュンキラキラ映画に慣れたというか鈍くなったというかで=残念映画にならないのが多い中、これは久々の?という若干の期待も持ちつつの視聴でした。

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あれ?全然あかんやん。

菅田将暉くんの暴走はそこそこ楽しくて、そこだけ切り取ってみればもっと評価高いんだろうけど、いかんせん話が進むに連れてふつーの元気な少年になっちゃったんで惜しい。
前半のキャラのスケール感だけで勝負したほうが良かったんじゃなかろうか??まぁ、原作ありきなんでそうも言ってられないんだろうけどね。

ただ、この映画、先に言っちゃうと彼と浜辺美波の二人以外は見るべきもんがないんだなー。

一方でヒロインの土屋太鳳ちゃんに関してはぼくの苦手意識。これがまずどうしても足を引っ張ってる気がする。
コメディエンヌできる才能もありゃ体大出の割に運動神経ない演技もそんなに悪くないし結構彼女の主演作品も見てるんだけど、今作のなんだろ?かつての長澤まさみさん(最近全然大丈夫。なんだったらちょっと安心感も・・・)的なもんに近い感覚かなぁ。
じゃ、それがなければOKかと言われると、いや、全然そんなことないぞ。行動も唐突だし、これも原作キャラゆえなのかもしれないけど感情表現も全然だめ。

冷徹な感じなのにふと何かのきっかけで人間的な感情豊かなとこを見せ、さすがはヒロイン。と思わせる展開なんだろうけど、どっちも全然響かないんだよなー。ただただ与えられた台本をこなしているだけのように感じられてならない。
ツンデレキャラかと言われると、んー。それもちょっと違う気がするなぁ。

最近はめっきりこの手の映画にも慣れて、上手いこと入り込める様になってるにもかかわらず、これに関してはただただ冷ややかに傍観しているだけな自分でした。

浜辺美波ちゃんも出てて、怪物くんに憧れる生徒会長というネタ的にもヒロインとの兼ね合いでキャラが立津要素満載。正直一番存在感あったように思うんですが扱いはモノすご~くおざなり。そのキャラ自体が原作は知らんけど多分それなりに存在感はあるキャラだったんじゃなかろうか?

監督のお気に(?)なだけに、多分一番可愛らしくも撮られてる(どちらも個人豹)っぽいんだけど、その割にあまりにもメインストーリーにはほとんど絡まない。
「監督は使いたい」「配役的に開いてるキャラがいる」ので使ったけど、それが映画の尺の関係で、メイン二人の話でいっぱいいっぱいで差し込むポイントないよ。と。

それは他のメンバーにも言えて、原作(というかこの手の漫画)では主人公らとたくさん絡んだキャラのたった人たちが、まるで通行人のような扱いにされてる。

のであれば二人の物語に厚みがあるとかそーいうのを求めちゃうんだけど、なんかぶつ切りというかなんというか。それぞれの季節に合わせたイベント(学祭だとかクリスマスだとか)が本当になんのつながりも感じられない感じで見せつけられて、挙げ句、まさかのハルくん(菅田将暉)御曹司&後継者指名だとか・・・あれ?胸キュン要素ではあるけどそこいる?

神戸っ子だけに神戸の夜景をバックに標準語で喋られてもねぇ。ってのも引っかかったし、高校だけど大学レベルの超巨大施設っぽいし、どこの超名門校だとね。一方で主人公の自宅とか

図らずも月川翔祭りとなってしまった3作(偶然)ですが、彼の作品だったらそんなに大外しないかなー。という期待を裏切る最後のがっかり感。
新作の「君は月夜に光り輝く」は予告編見る限りじゃキミスイの香りが感じられたので号泣コースになるかなー。とも思うんですが、今作に限って言うと正直菅田将暉&浜辺美波(も、前述のとおり適当な扱いやったけど)の二人以外見どころないしここまで話に入り込めなかったのも珍しいなぁ。

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