最初見た時にはおぉ、と思ったものの2回目見ると、ん？なんかしょぼくないか？という作品の続編。更に言うと、その1作めよりも遥かに劣る2作目にゃ、ヴィン・ディーゼルすら出てないという恐るべきシリーズ。

戻ってきましたよ。パワーアップして。ヴィン・ディーゼルにドニー・イェン。さらにはトニー・ジャーまででてるという豪華身体能力マッチョな布陣。
こうなってくるとロック様とかステイサムとか引っ張り出して空だ、海だとお祭り化してしまってる「ワイルド・スピード」との差別化が怪しくなってきますね。

さてさて、「ローグ・ネイション」が良かったんで、同じスパイ映画という舞台の今作はどうしても厳しい評価になっちゃうのは仕方ないけど・・・あれ？もっとがっかり感があるはずなのに全然面白いではないか。
さすがに「ローグ・ネイション」ほどの丁寧な作りではなく、大雑把でいい加減。でもこれはこれでジャンクフード的な味わい深さ。

アクションシーンもそりゃもう出てる人達が出てる人たちなだけあってこれまたスーパーな出来。これはトムには出来ないってもんですわ。あえて言うならドニー・イェンの半端ないアクションシーンに対して、同レベルに動けるトニー・ジャーのアクションシーンが流石にちょっと少なかったことくらい？

仕上げには「再起動」の名にふさわしいあの人もこの人も出てくるし、〇〇に△△をぶつけちゃうという荒唐無稽っぷり。実に満足。

ネイマールが出ていようが出ていまいが関係なく面白かったのです。

続編作ってるらしいんですが、そちらも楽しみです。このメンバーでオフザケ感を維持したまま、そのまま「ワイルド・スピード」と合流して一本化しちゃったらどうかな？
あちらはあちらでやれ飛行機だの潜水艦だのとお祭り感出てることだし、どんどん今作と近づいてる気がするぞ。