アウトロー Jack Reacher
画像表示切り替え監督: | クリストファー・マッカリー |
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出演: | トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、デヴィッド・オイェロウォ |
時間: | 130分 |
公開: | 2012年 |
キャッチコピー: その男、行きつく先に 事件あり。 その名は、ジャック・リーチャー 世界で最も危険な流れ者(アウトロー) | |
ジャンル: アクション、サスペンス |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2017年10月02日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2017年07月15日 | 見た回数: 1回
中学校一年生の娘が「ドンパチの映画を見たい」というので、続編も出てるし、トム・クルーズだし、大丈夫かなと思って借りたけど、ちっとも面白くありませんでした。
途中のアクションはコメディなのか、という感じだし、いまいち主人公が賢いのかどうか、ピンとこない。
でべちゃんのコメントをちゃんと読んでから借りればよかったです。
でべ | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2013年07月06日 | 見た回数: 1回
これっぽっちも、箸にも棒にも引っかからない映画だった。
せめて意気揚々と文句が言えるほどヒドイ映画なら、もしくはほんのちょっぴりでも気持ちが引っかかる要素があれば、ここまでつまらない気持ちにならなかったんだが。
まるで期待はしていなかったはずなのに、どこかで能天気なトムさま映画を見るつもりをしていたんだと思う。確かにジャック・リーチャーは赫々たる経歴の持ち主で、素性が不明で、頭脳明晰、その上もちろん隙なく強いのだけど、ただ完璧なだけで何を根拠に生きている人間なのか、その根っこのところがわからない。正義のために行動しているのか、濡れ衣をかけられたバーのために行動しているのか。キャラクターの人間味のなさと彼の熱心な行動が上手く結びつかない。冷静だけどほんとは熱いヤツでもない。つかみ所のない幽霊でもない。ただただ冷徹なプロというわけでもない。つまり上手くはなしの波に乗れない。だいたいそのその優雅な隠蔽生活はなんなの?
ジェイソン・ステイサムの「ブリッツ」の感想に近い。主人公のキャラクタは際立ってるし、それに見合った見栄えのする役者だし、トムさま(もしくはジェイソン・ステイサム)が満喫できそうだ、と予感をさせておいて、じめっと肩すかしを食らう。
ただでさえジャックの人間性に気を取られがちなのに、サスペンスとしても各所ツメが甘くて、徐々に眉間にしわが寄る。これは原作がシリーズ物小説というのが原因なのか、終演しても回収しきらない小風呂敷があちこちに広がったまま。結局彼はなんで寝返ったのか?とか大事なことから、なんで彼は受話器を取って戻したのか?みたいなちーっちゃなことまでもういろいろ。
はー、なんか疲れました。
「ナイト&デイ」とかで口直ししたいー。
あれ?そんなにダメかい?
流石にかっちょいいのは言うまでもないんですけど、そこまで無敵じゃないんですね。強いんですけど、殴られりゃ倒れる。まぁ、そこは良いでしょう。誰もがセガールに慣れるわけじゃない。
ミッション・インポッシブルと違って道具とか派手なアクションとか、そーいうのはなくって、ただただ等身大の強いオッサンくらいなんですね。「96時間」のリーアム・ニーソンのほうが強いくらい。
でも、なんだかんだで一匹狼が法も権力も関係なく行動してくのはいいですよ。5対1の場面で「3対1だ。まず一人を倒し、その後二人を倒せば残りは消える」的なことをい雨あたりなんとなくハードボイルド小説にありそうな雰囲気そのままじゃないですか。
ストーリー的には若干物足りなくって、犯罪の真相が意外とこじんまりしてるとか、あれ?何で真相までたどり着けたんだ?というところもあるっちゃーあるんですが、ラストの派手なアクションシーンも程よく盛り上がり、シリアスなサスペンス方式で謎解きを進めて、彼流の事件解決につなげてくれたのも悪くないじゃないか。
じゃ、全然ダメってところに持ってかれてるなんだろう?僕はそんな悪かったのに・・・と思ってちょっと考察。
ストーリー、役どころ、役者・・・。
つまりあれか!セガール映画の主人公をトム様に変えて、その為に無敵じゃなくなった・・・と言うくらいの話なので、そのセガール映画のイマイチパッとしないストーリー。無敵じゃない主人公。スターとしての活躍を期待されてしまう役者なのに、そこまで派手じゃない演出。これらが評価を下げてる減員なんじゃないかな?
僕はそこそこ楽しめたんだけど、やっぱりトム様はイーサン・ハントとして派手にやってくれてるのを期待しちゃうってのはあるんだよなー。