さいきん「ミスト」を見て、ダラボンで見てないのあったなあ、ということで視聴。

長女（18）の感想がよくって、

前半ちょっとモタモタするなと感じたけど、全編見て、ふりかえってみると、さほど無駄だった気もしない

そうそう。映画って、そういうところがあるよなあ、と。

ジム・キャリー作品で見てないの・・・そういやこれですね。と視聴。

実のところ当時彼に関してはコメディアンイメージが強く（今もかな）、コメディじゃない作品かー。ちょっとパスかねー。とか思って見ていなかったわけです。はい。

もったいないことしてましたね。イヤイヤ、良かったですよ。赤狩りについては正直どれくらいの影響力があったのかはわからないんですが、それでも田舎町の素朴で、温かい、毒っけのない世界と、都会の現実とのギャップや、彼自身の記憶を失う前と後の違い。町で唯一の映画館を再建するため、まちぐるみで協力してことに当たってる姿、とか、記憶が戻ってからの彼の行動まで、どこをとっても毒っけというかいやらしさがなくて、気持ちがよろしい。

まぁ、出来すぎ。だったり、国家に追われてる緊張感だの、毒っけが足りない。などなど、政治的なもんやその辺で変な部分もなくはないんですが、いやー、満足満足。

法廷のシーンをもうちょっとじっくり見たかったかなー。と思わなくもないんですが、いや何、ただ出さ長い映画だし、あの短い間でも、ジム・キャリーがいい演技でプレッシャーと揺れ動く心も伝わってきたし、なんといっても、見終わった後の心地よさが、なんとも久々な気分にさせてくれたんで、ホイ、オススメで。