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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年11月04日 | 見た回数: 1回
清水さんと西村さんに教えてもらって、映画が出たら見ようかなーと思ってたところに、丞二も見てたので、じゃあいっちょ見てみるか、と、夫婦で、なんと一晩で一気に視聴。週末故の荒技と申せましょう。
せっかくみたので、映画じゃあないけど、映画部上梓させていただきます。
* * *
ずいぶんと人気が出たアニメだそうで、Wikipediaでも、
ファンやメディア上の論者の間ではこうした盛り上がりの様相を指して、『新世紀エヴァンゲリオン』以来の社会現象として語ったり、エポックメイキングなオリジナルアニメが15年あるいは16年の周期で出現するとされるジンクスの文脈で捉えたりする意見も相次いだ。
なんて書かれてる。でも、
(略)衝撃的な展開となった第3話は反響を呼び、その後も魔法少女の苦悩を描いた内容が各所で話題となっていった。
ということで、そういう話ですし、以下、ネタバレ隠しで。
やっぱり自己犠牲の話って、人の気持ちを掴みやすいのでしょうか。登場人物たちは、とにかくみんな他人のために生きるのです。
ほむらさんはいうまでもなく、さやかさん、マミさん、きょうこさん。すべて全員が、何らかの形で他人の幸せのために自己犠牲を払う構造になっています。
そういう話である片方で、セリフでは「願いは自分のためにこそ使うべき」というメッセージをいくつかのバリエーションで繰り返すのは、魔法少女たちの自己犠牲を際立たせるためなのでしょうかね。
もう一つあるのは「人知れず」という背骨ですね。
魔法少女たちは、人の心に生まれるネガティブな感情の源泉となる魔女をやっつけるのですが、この戦いは秘密裏に行われます。
でも、その裏舞台の戦いの、さらに見えないところでほむらさんは孤独に戦い続けていたことが明らかになります。
しかし、上記4名はまだいいのですが、まどかさんに至っては見も知らぬ少女たちのために、誰にも知られることのない究極の自己犠牲を払います。
ただ、まあこういうマンガなので、まどかさんは、ほむらさんの孤独な戦いを知り、ほむらさんだけはまどかさんを忘れない、という救いがあるのがいいですね。
ちなみに最後、作中で触れられてきた「因果律を狂わせる」ということを具体的にやってくれるのですが、これがなかなか巧くってよかったです。
というわけで、なかなか楽しみました。お勧めくださった皆様、ありがとうございます m(._.)m
ところで「週末故の荒技」とは書きましたが、かわいそうに奥さんは翌日は保育園のイベントで早起きせねばならず、週末故どころではないようすで慌ただしく朝を迎えておられました。おつかれさまでございます。
追記:
いや、上述の通りお話はそれなりに面白かったんですがね、演出は、僕があんまり好きになれない「動かないアニメ*1」な感じでした。
マスコットキャラクタみたいなあいつが動かないのは、まあいいとして、戦闘シーンもあんまり動かないんですね。結界の雰囲気は良かったので、ちと残念な点でした。映画版だと、このあたりもよくなったりするのかしら。
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清水さんと西村さんに教えてもらって、映画が出たら見ようかなーと思ってたところに、丞二も見てたので、じゃあいっちょ見てみるか、と、夫婦で、なんと一晩で一気に視聴。週末故の荒技と申せましょう。
せっかくみたので、映画じゃあないけど、映画部上梓させていただきます。
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ずいぶんと人気が出たアニメだそうで、Wikipediaでも、
なんて書かれてる。でも、
ということで、そういう話ですし、以下、ネタバレ隠しで。
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ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。
やっぱり自己犠牲の話って、人の気持ちを掴みやすいのでしょうか。登場人物たちは、とにかくみんな他人のために生きるのです。
ほむらさんはいうまでもなく、さやかさん、マミさん、きょうこさん。すべて全員が、何らかの形で他人の幸せのために自己犠牲を払う構造になっています。
そういう話である片方で、セリフでは「願いは自分のためにこそ使うべき」というメッセージをいくつかのバリエーションで繰り返すのは、魔法少女たちの自己犠牲を際立たせるためなのでしょうかね。
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もう一つあるのは「人知れず」という背骨ですね。
魔法少女たちは、人の心に生まれるネガティブな感情の源泉となる魔女をやっつけるのですが、この戦いは秘密裏に行われます。
でも、その裏舞台の戦いの、さらに見えないところでほむらさんは孤独に戦い続けていたことが明らかになります。
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しかし、上記4名はまだいいのですが、まどかさんに至っては見も知らぬ少女たちのために、誰にも知られることのない究極の自己犠牲を払います。
ただ、まあこういうマンガなので、まどかさんは、ほむらさんの孤独な戦いを知り、ほむらさんだけはまどかさんを忘れない、という救いがあるのがいいですね。
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ちなみに最後、作中で触れられてきた「因果律を狂わせる」ということを具体的にやってくれるのですが、これがなかなか巧くってよかったです。
隠しテキストはここまでです。
というわけで、なかなか楽しみました。お勧めくださった皆様、ありがとうございます m(._.)m
ところで「週末故の荒技」とは書きましたが、かわいそうに奥さんは翌日は保育園のイベントで早起きせねばならず、週末故どころではないようすで慌ただしく朝を迎えておられました。おつかれさまでございます。
追記:
いや、上述の通りお話はそれなりに面白かったんですがね、演出は、僕があんまり好きになれない「動かないアニメ*1」な感じでした。
マスコットキャラクタみたいなあいつが動かないのは、まあいいとして、戦闘シーンもあんまり動かないんですね。結界の雰囲気は良かったので、ちと残念な点でした。映画版だと、このあたりもよくなったりするのかしら。