魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語

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監督:宮本幸裕
出演:悠木碧、斎藤千和
時間:109分
公開:2012年
ジャンル:
アニメ(日本)ループもの

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2016年03月25日 | 見た回数: たくさん

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2016年03月13日 | 見た回数: 2回

ということで続編2回目。ふむ。やっぱり前回と同様の感想なり。ほのかほむらマギカでいいんじゃないかなとかね。ネガティブではなくてポジティブな感想ですよ。

内容知っていてもやっぱり面白かったです。また、期間をおいて通してみても楽しめるんじゃないかな。という感想でした。

なんとなく主人公のほのかほむらちゃんだけ戦い続けてるんで、ハッピーエンドではない気もするけど、一応完結した感じだよね。どうつなげてくんだ?

訂正した

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2013年11月07日 | 見た回数: 1回

体調不良ゆえ、精神的にも弱ってたところにこーいうのぶつけられるとちょっとやられちゃいますね。

や~。面白かったです。正直最後のほう持ってかれちまいました。

前編「魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語」に引き続きどんどん暗くて救いのない世界に落ち込んでいったあと、壮大すぎる風呂敷を広げまくってギューギューに押し込められてた気持ちをどーんと開放するどんでん返し。

広げに広げてる割にちゃんと見れたもんになってるし、パワーバランス云々あるにせよ、そもそもバトル物でもないのでそんなに気にならない。時間軸・因果律・エントロピーetc…よーわからんけどなんか心くすぐられるオタクごころ。

全く魔法少女にならない主人公のまどかちゃんと、後編の主役と言っていい(タイトルはともかく、主役はこいつなんじゃないか)ほむらちゃんのゴールの見えない孤独な戦い。

あんだけ見慣れなかったプリプリしたアニメアニメな絵も、いつの間にか無意識に違和感なく受け入れてたというか、話の方に持ってかれて気にならなくなっていったというかだし、敵は敵でなんだろう?あれはあれで変わってていいえだなぁ。とは思うのです。動かない・・・はよくわかりません。

少なくとも子ども向けではないし、「プリキュア」と張り合うようなもんでもないので、果たして今の娘に勧められるかというと、ノーかなー。でも、その基準はさておき、僕個人としてはとっても面白かったので「おすすめ」でいいかと思います。

とりあえず今作で完結はしてる作りなのですが、新作「魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」が結構賛否両論っぽいんでレンタルに並んだ頃、また一気見してもイイかなー。

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2013年08月11日 | 見た回数: 1回

魔法少女まどか☆マギカ」は、テレビ版を見たので、話は知っていたのだけど、この映画化は、ほぼテレビ版と同じなので、これをみたらまあテレビ版は見なくていいでしょう、という内容になっていると思います。どうせ時間も同じくらいかかるしね。

でも、悪い意味じゃなくて、よくまとまってるなあという感じです。

* * *

おおむねの感想は、上述のテレビ版と変わりません。何せ同じ話なので。

ので、ちょっとだけ加筆。でも、いちおうネタバレ隠しで。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

本作では、「因果の特異点」というものになるまどかさんが、「すべての魔女が生まれなかった世界」を祈ります。

この祈りによって、彼女は、「人間」という状態から「魔法少女が魔女にならない」という「概念」の状態にシフトしてしまうのだけど、この結果、彼女自身が因果律から抜け出します。

因果律から抜け出す、というのは、なんちゅうか仏教でいうところの、解脱を連想させるのだけど、解脱をそういうふうに描くとおもうと、僕には新鮮な発想に思われました。

ちょうど、まどかさんもお釈迦様の解脱のように、過去・現在・未来のすべての因果を一様に捉えることができる状態になった(ほむらさんがどんなに苦しんで来たかを理解する、という描写部分)という描写もあるので、解脱と言ってみるのも面白いのかも。

また、エントロピーについてですが、僕の好きなブルーバックスで『マックスウェルの悪魔』(都筑 卓司)という本があり、そのなかで作者が人間のある種の活動が逆エントロピー(ひのでやさんに教えてもらった言葉だと「ネゲントロピー」というそうな)である、と説明しているのだけど、本作では、それを感情の発露でもって説明するのは、なんとなく間違っているような面白いような、不思議な感じですね。

隠しテキストはここまでです。

あと、テレビ版の感想で、「人知れず」というテーマがあると書きましたが、人知れず苦しむことが報われるというのは、誰も知らない苦しみを、誰かが──できれば、愛すべき人が知ってくれるというのは、まさに、苦しみが報われる構図なのだなあと思います。

さすがに何度も繰り返し見ようとは思わないけど、でも、もう一本映画が出るそうなので、楽しみにしていようと思います。

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