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石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2012年03月22日 | 見た回数: 1回
途中までは最高!しかしラスト30分、俄然つまらなくなるのだ。
ので、今作の正しい見方は 「ちょうど1時間。レース用のマシンを作り上げた段階で停止ボタンを押し、あとはこーいう展開でこうなったらいいなぁ。と妄想する」 というものです。うっかりつけっぱなしにしちゃうと落胆が激しいのでご注意を。
香港でのシーンは全面的にすばらしい。
カーチェイスは迫力がある。最近見てた「栄光のル・マン」や「グラン・プリ」とは一風違った純粋なカーアクション。 公道を走るんですがいやはや、ありえんくらいのドライビングテクニックの応酬。「ワイルド・スピード」あたりが雰囲気近いかな?
カンフーアクションは切れがあり、銃撃戦、爆破シーン、ちょっとしたコメディまで、あー、ジャッキー映画だねえ。と、久々にじっくりと彼を堪能出来る。
レースに向けてマシンを仕上げる所も(ヒロインの存在は邪魔だが)みんなで力を合わせて、と言う心意気も伝わってきて気持ちがよろしい。
んですがね、盛り上がるべきラスト30分から全くの別映画に。すっかり盛り上がってた気持ちがさめてしまいましたよ。
日本好き・車は日本製とかそれなりに理由もあるかもしれませんが、舞台を日本に移しただけでこうもつまらなくなるものか。
前半1時間は最近のジャッキー作品(って言ってももう10年以上前の作品か)の中でも上位に食い込む良い出来。 あとはひどいもんです。ダメな点列挙しましょう。長くなっちゃうかな。
加山雄三がまず要らない。なんで出てきた?あなたはクルージングで夕闇にでも包まれてなさい。にもかかわらず、以外に出しゃばってあれやこれやコメントするんだな。全く。 また、そもそもなんで彼のレーシングチームに加わったのかもわからない。冒頭のレースシーンでそんなとこあったっけ?あんまり記憶にないなぁ。
謎の(冒頭にも出てくる)富豪の美女もなんで出てきたのかさっぱりわからない上に、吹き替え版なのに多分ちょっと日本語デキルネ。と本人がしゃべってるかのようなカタコトで気持ちが悪い。 さらにいうと彼女はニューマシンを提供するわけですが、予選と本線で全く違う車乗ってもいいもんなんだろうか?
で、これまたあっさり受け入れるんだな。みんなで力を合わせて頑張って作った車の存在など
報道マンの微妙なヒロインとのロマンスも何がしたいのかよくわからない。 「マイクもカメラもペンもない。あなたの力になりたいの。」とか言っときながら日本でこっそり(でも時代的にでかいビデオカメラ)で撮影。 明らかに盗撮ですが旅の想い出ってやつか?
「ジャッキー好きよ。」という想いひとつでピットクルーに紛れ込み、無防備にマシンにさわってペナルティ食らったりと散々なウザキャラに成長。
じゃ、肝心見せ場のレースはというと所々早送りでスピード感を出してる始末。香港であれだけのの路上アクションを見せてくれた同じスタッフが撮ったとはとても思えない出来。 ピット作業その他の必然性も感じられず、ただただヒロインとの絡みの関係だけで戻ってるようにしか見えない。
さらわれた妹の一人は、それほど重要なキャラじゃない刑事があっさり保護し、あれだけ反目してたその刑事とジャッキーはなんの説明もなく固い握手。あれ?なんか解決しちゃったぞ。
後半のぐだぐだの日本シーンで、まぁ許せたのは、カンフー使いのジャパニーズヤクザとのパチンコ店での格闘シーンくらいでしょうか。やはり戦ってるところは絵になりますな。特にごちゃごちゃした場所でのバトルはね。 ただ、それも結構普通のジャッキーアクションなんで、取り立てて、というもんでもない。
前半〜中盤「おすすめ」で後半「残念」な映画ってことですな。
平均すると「なかなか」?いえいえ、「イマイチ」くらいでもいいでしょう。それくらい落差のある印象が悪かった後半なのだ。んー、もったいない!
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途中までは最高!しかしラスト30分、俄然つまらなくなるのだ。
ので、今作の正しい見方は
「ちょうど1時間。レース用のマシンを作り上げた段階で停止ボタンを押し、あとはこーいう展開でこうなったらいいなぁ。と妄想する」
というものです。うっかりつけっぱなしにしちゃうと落胆が激しいのでご注意を。
香港でのシーンは全面的にすばらしい。
カーチェイスは迫力がある。最近見てた「栄光のル・マン」や「グラン・プリ」とは一風違った純粋なカーアクション。
公道を走るんですがいやはや、ありえんくらいのドライビングテクニックの応酬。「ワイルド・スピード」あたりが雰囲気近いかな?
カンフーアクションは切れがあり、銃撃戦、爆破シーン、ちょっとしたコメディまで、あー、ジャッキー映画だねえ。と、久々にじっくりと彼を堪能出来る。
レースに向けてマシンを仕上げる所も(ヒロインの存在は邪魔だが)みんなで力を合わせて、と言う心意気も伝わってきて気持ちがよろしい。
んですがね、盛り上がるべきラスト30分から全くの別映画に。すっかり盛り上がってた気持ちがさめてしまいましたよ。
日本好き・車は日本製とかそれなりに理由もあるかもしれませんが、舞台を日本に移しただけでこうもつまらなくなるものか。
前半1時間は最近のジャッキー作品(って言ってももう10年以上前の作品か)の中でも上位に食い込む良い出来。
あとはひどいもんです。ダメな点列挙しましょう。長くなっちゃうかな。
加山雄三がまず要らない。なんで出てきた?あなたはクルージングで夕闇にでも包まれてなさい。にもかかわらず、以外に出しゃばってあれやこれやコメントするんだな。全く。
また、そもそもなんで彼のレーシングチームに加わったのかもわからない。冒頭のレースシーンでそんなとこあったっけ?あんまり記憶にないなぁ。
謎の(冒頭にも出てくる)富豪の美女もなんで出てきたのかさっぱりわからない上に、吹き替え版なのに多分ちょっと日本語デキルネ。と本人がしゃべってるかのようなカタコトで気持ちが悪い。
さらにいうと彼女はニューマシンを提供するわけですが、予選と本線で全く違う車乗ってもいいもんなんだろうか?
で、これまたあっさり受け入れるんだな。みんなで力を合わせて頑張って作った車の存在など
報道マンの微妙なヒロインとのロマンスも何がしたいのかよくわからない。
「マイクもカメラもペンもない。あなたの力になりたいの。」とか言っときながら日本でこっそり(でも時代的にでかいビデオカメラ)で撮影。
明らかに盗撮ですが旅の想い出ってやつか?
「ジャッキー好きよ。」という想いひとつでピットクルーに紛れ込み、無防備にマシンにさわってペナルティ食らったりと散々なウザキャラに成長。
じゃ、肝心見せ場のレースはというと所々早送りでスピード感を出してる始末。香港であれだけのの路上アクションを見せてくれた同じスタッフが撮ったとはとても思えない出来。
ピット作業その他の必然性も感じられず、ただただヒロインとの絡みの関係だけで戻ってるようにしか見えない。
さらわれた妹の一人は、それほど重要なキャラじゃない刑事があっさり保護し、あれだけ反目してたその刑事とジャッキーはなんの説明もなく固い握手。あれ?なんか解決しちゃったぞ。
後半のぐだぐだの日本シーンで、まぁ許せたのは、カンフー使いのジャパニーズヤクザとのパチンコ店での格闘シーンくらいでしょうか。やはり戦ってるところは絵になりますな。特にごちゃごちゃした場所でのバトルはね。
ただ、それも結構普通のジャッキーアクションなんで、取り立てて、というもんでもない。
前半〜中盤「おすすめ」で後半「残念」な映画ってことですな。
平均すると「なかなか」?いえいえ、「イマイチ」くらいでもいいでしょう。それくらい落差のある印象が悪かった後半なのだ。んー、もったいない!