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ザ・ファイター The Fighter
画像表示切り替え監督: | デヴィッド・O・ラッセル |
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出演: | マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、メリッサ・レオ |
時間: | 116分 |
公開: | 2010年 |
キャッチコピー: 頂点へ。 | |
ジャンル: スポーツ、アカデミー賞、ドラマ、実話、格闘技 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2016年02月24日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2011年11月23日 | 見た回数: 1回
今日は兄弟姉妹特集。もう一本みたのは「ゲスト」(「箪笥」のリメイク)。で、まず兄弟編。
宣伝をみたときに、なんだかダーレン・アロノフスキーっぽいとおもって調べてみたら、製作総指揮でした。という訳で視聴。
実話なんで、盛り上がりきらないところはあるのですが、でも、他方、どんなボクサーの生涯であっても、映画にならないものなんてないのでしょうか。かなり楽しかったです(いや、ボクサーだけじゃないとは思いますがね)。
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主人公兄弟の姉たちおよび母親が強烈で、まさに魔女と呼ぶのにふさわしい人たちが出てくるのですが、この魔女たちと対決するのは、マーク・ウォールバーグのガールフレンド役のエイミー・アダムス。奇しくも「魔法にかけられて」に続いての魔女との対決ですが、あのお姫様がエッチな格好でうろうろしたり、ゲンコツで魔女を伸したりと大活躍なのも見所です。
マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベイルともに見事で、クリスチャン・ベイルはアカデミー助演男優賞を受賞していますね。
スタッフロールで映画の題材になった本物の兄弟が出てくるんですが、アカデミー賞委員会は、このスタッフロールの兄弟のお兄ちゃんをみて、クリスチャン・ベイルに賞を与えたのだろうなあと思えるほど、よく雰囲気が出ていました。
【はじめの一歩】を読破したのは、そろそろ「ロッキー」シリーズを見なおそうか、という思惑があったためなんですが、いかんせん、あれ、面白いですよね。タカムラとかセンドウとか最高です。
つーことで、ボクシング映画といえばロッキー(他にもいろいろあるけど)なんですが、まずは前菜がてら本作。とっても面白かったですぜ。もともと物語性の強いボクサー人生ですが、それに加えてファミリーのしがらみだったり、スラム街にドラッグ・犯罪など厳しい現実見せ方なんかもよろしい。
中でもお兄ちゃん役のクリスチャン・ベイル。「マシニスト」みてんの?と聞かれましたが、彼がとってもステキでしたね。
前半のジャンキーっぷりと、刑務所帰りの信じてもらえない校正後の姿と。おかげで、途中まで弟中心でボクシングするのには邪魔な家族だなぁ。と見てたのが、すっかりラストにゃ逆転してみてました。弟つまんないやっちゃな。お兄ちゃんいいね。ってね。
ラストの試合がボクシング映画としてみるとちょっと物足りないんですが、一本の映画としてはとても良い出来でした。満足満足。