ダウト〜あるカトリック学校で〜 DOUBT
画像表示切り替え監督: | ジョン・パトリック・シャンリィ |
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出演: | メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ヴィオラ・デイヴィス |
時間: | 104分 |
公開: | 2008年 |
キャッチコピー: 神聖なはずのカトリック学校で、 何が起こったのか? | |
ジャンル: ミステリー、ドラマ |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年01月12日 | 見た回数: 1回
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2011年09月09日 | 見た回数: 1回
なるほど、タイトル通りの「ダウト」
なるべく先入観や思い込みをしないで見ようと思ってたんですが、まんまとはまってしまった感じです。ラストでいかに自分が一方的な思い込みで彼を見ていたか。ってのを思い知らされました。
最初こそ、あーこいつはイカンぜよ。とPSHを見てたんですが、あれ?イカンのはMS(モビルスーツちゃうで)のほうちゃうか?と、いつの間にやら見方が逆の立場にいましたしねぇ。しかも、そうは言ってもPSHが正しいかというと、怪しい部分を残したままだしね。答え話です。モヤモヤ。
実話なのかなんなのかはよくわかりませんが、僕がその場にいたならもう一人の主役である若いシスター以上にかるーく踊らされちゃってたに違いありません。
話自体、ハッピーエンドなわけでも、登場人物に救いがあるわけでもなく、どっちかというと苦手なジャンルかなー。とも思うのですが、コロコロと心を転がされたことや、MSvsPSHのそれぞれの論陣に立った口論、被害者(かもしれない)男の子の親の態度など、単純な見方しかしてなかった僕をまんまと出し抜いてくれたこと。
「プラダを着た悪魔」同様(あるいはそれ以上に)、怖くて厳しいメリル・ストリープも見れたし、なかなかに満足感がありました。
「なかなか」で。
金 克美 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2009年11月03日 | 見た回数: 1回
もともとは劇場で芝居が先行してやっていたらしい。舞台のほうも見てみたくなりました。
やっぱりメリル・ストリープはいい女優さんです。「プラダを着た悪魔」の編集長も演じれるし、カトリック系の学校の校長先生、それもむっちゃ規律に厳しい先生も演じられる。すごい。
映画だと、日常の風景とかがあるから心理的な転換場面のインパクトが弱いようにも思った。なにせ確定的な証拠は何一つないのだけど、自分の心に宿った疑いが強固になって、普通ならあばかれないだろう事実がどんどんでてくる。
誰かに対する疑いを胸に抱いている人にオススメ。
タイトルがタイトルだし、そのつもりでみてしまっていたら、ほとんど思った通りの展開で、ちょっと残念。きむさんがいうように「誰かに対して疑い」をもってないからかしら。
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石田さんはメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマン(なぜ、いずれもacronymなのか?)に着目しておられ、たしかにふたりともかなりいいのですが、あえてエイミー・アダムスを推したいところです。
「魔法にかけられて」「ザ・ファイター」、そして本作と、いずれもかなり異質なキャラクタであるにもかかわらず、とても気持ちよく演じきってくれます。グウィネス・パルトロウくらいすごいのじゃないかと思うのだけど、あんまりブレイクしてる感じでもないですね。
……とおもって念のためWikipedia「エイミー・アダムス」をみてみたら、なんだ。十分評価されていますね。じゃあいいか。