英国王のスピーチ The King's Speech
画像表示切り替え監督: | トム・フーパー |
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出演: | コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター |
時間: | 118分 |
公開: | 2010年 |
キャッチコピー: 英国史上、もっとも内気な国王。 | |
ジャンル: アカデミー賞、ドラマ、実話 |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2022年05月03日 | 見た回数: 2回
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2011年11月13日 | 見た回数: 1回
やあ、とっても笑わせてもらいました。誤解を恐れずにいうなら「ヤギと男と男と壁と」くらい。とくに最後のスピーチ。
また、吃音という症状へのアプローチの仕方としても、面白かったですね。身体の訓練も大事だけど、また別の部分からのアプローチも大事というのが、へなちょこフロイディアンとしては、楽しかったです。
コリン・ファースも名前はよく聞くけど、あんまり印象に残っていない役者さんでしたが、かなり好印象で、おくさんも「これは役者がずいぶんよかったね」と高評価。僕は、ときどきふっと見せる表情がロビン・ウィリアムズにみえてしょうがなかったんだけど、例によって僕だけかな。
見終わった後、奥さんと二人でwikipediaをぶらぶらしたんですが、けっこう忠実に史実に基づいているんですね。ふーん。
でべ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2011年11月02日 | 見た回数: 1回
ジョージ6世のまわりはバケモノばっかり。
吃音を矯正してくれるのは海賊キャプテン・バルボッサだし、奥さんは赤の女王だし、先王ジョージ5世はダンブルドア校長だし、お兄さんはドラァグ・クイーンだったし。
うがった見方をすると面白くなっちゃうのだけど、心迷う普通の人間を演じるかれらに、普段は特殊メイクで見えないささやかな表情が見えて、改めて素晴らしい役者たちだと納得できました。イギリス人はファンタジーに駆り出されることが多いのかしら。ドラァグ・クイーンは違うけど。
さておき、映画そのものもとっても楽しめました。
堅苦しさや難しさはまるでなく、適度にコミカルで、なにより主要人物三人(ヨーク公とエリザベス妃とドクタ・ローグ)が人間的で愛嬌があって、素直に愛せる。
興奮や感動のような分かりやすい抑揚はないけど、月並みながらじんわりぐっとくる良い映画でした。
子供にホラーばっかり紹介してたら、高校でうちの娘がホラー映画の伝道師みたいになっているようで、それは若干イタいなと、普通の映画を見せた次第。安定の良作でした。