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ファンタスティック Mr. Fox Fantastic Mr. Fox
画像表示切り替え監督: | ウェス・アンダーソン |
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出演: | ジョージ・クルーニー、メリル・ストリープ、ジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ、ウォーリー・ウォロダースキー |
時間: | 87分 |
公開: | 2009年 |
キャッチコピー: ファンタスティックに、生き残る──。 | |
ジャンル: アドベンチャー |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2011年11月05日 | 見た回数: 1回
いつそう決めたのかわからないし、なぜだかうまく説明できないけど、僕は、ナイーブな感性よりもシニカルな感性を選んでいこうと思っている。
で、本作もけっこうシニカルで、正直好みに近いはずなのだけど、ちょっとナイーブに感想を書いてみようと思う。
ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。
父さんギツネには息子がいるんです。そんなに出来がいいわけではなく、どちらかというと少し鈍臭い。そこに何をやらせてもうまくこなす同年代のイトコがやってくる。
父はイトコを高く評価し、息子を差し置いて、泥棒稼業に連れて行く。評価されない息子は落ち込む。
いろいろあって、キツネたちは窮地に立たされる。イトコが人間にさらわれるのだ。父さんギツネが出頭しなければ、イトコは犠牲になる。
今生の別れとなりそうなとき、父は出来の悪い息子に、彼が生まれてうれしかったと伝える。
が、また顛末あって、やっぱり出頭でなく、イトコ奪還作戦にかわる。この奪還作戦で、だめ息子はいきなり開花し、ウルトラCでみんなの危機を救う。
隠しテキストはここまでです。
みていた僕の心に残ったのは、けっきょく高い能力がないと、人には存在価値がないの? というややいじけた思いで、ほんとうはそこはまったく物語のポイントではないと思うのだけど、とらわれちゃったみたい。
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賞もたくさんもらっているみたいだし、ストップモーションとしてもきれいだと思う。でも、たまたまぼくとあわなかったのかな。ちょっと残念。