カオス CHAOS

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監督:トニー・ギグレオ
出演:ジェイスン・ステイサム、ライアン・フィリップ、ウェズリー・スナイプス、ジャスティン・ワデル、ヘンリー・ツェニー
時間:107分
公開:2006年
キャッチコピー:
誰も真実には近づけない
ジャンル:
アクションサスペンス犯罪

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2011年07月13日 | 見た回数: 1回

面白かったのだ。

ジェイソン・ステイサム主演の割には「バンク・ジョブ」と同様、あの無敵のアクションが見れるわけでもない。
ついで言うと肉体派ではおなじみ、ウェズリー・スナイプスも出てるんですが、そちらも特にバトルで見せるということはない。

うーむ。これは贅沢な使い方というべきか、あるいはキャスティングミス?

ただ、そんなリッチな仕様のわりになかなかに硬派な作りで、良質の犯罪ものを見た満足感がありました。「セブン」と「ユージュアル・サスペクツ」と「バタフライ・エフェクト」とかを足して4くらいで割った感じでしょうか。
※そうそうたる作品群からするとちと落ちるのですがね。

このカオス理論については、今作が初めてではなくて、以前から知ってて(確かNHKスペシャルのIT工学系のなんかやったと思う)ちょっと勉強したら面白そうやん。とか、思っていたやつですが、ちょっとこちらの準備不足なのか、それと物語との絡まり方が若干薄いように感じられました。

確か“不規則の規則性”とかそーいうやつだったと思うんですが、バタフライ効果の理論と物語がうまく絡まっていった「バタフライ・エフェクト」の時と比べると若干サスペンス・アクションよりだったのかな。

ちゃんと知ってたらまた違った印象でより楽しめたのだろうか?

んー。でもまてよ。逆に詳しく知ってたらと、「違う、違うのだよ。ワトソン君。カオス理論ってのはだね…」となってたかもしれませんね。

話もコンパクトで中だるみもしてなかったと思います。最後でバラバラになってたピースがひとつに収束する流れとか好きな展開でしたしね。

前述のカオス理論についての展開を際立たせてくれたなら、よりいっそうの満足感をえられたようにも思いますが、いやいやなになに、久々に「おすすめ」つけてもいいかなと。
あー面白かった。