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柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年10月11日 | 見た回数: 1回
タイトルが「007 ロシアより愛をこめて」のパロディなのはわかるのですが、007の方を見ておらず、内容がどの程度オマージュされているのかはわかりませんが、大満足の一本でした。
リュック・ベッソン+ピエール・モレルなので、「96時間」コンビですが、いやあやっぱりマンガっぽい映画演出が好きなんだなあと。
ホラー映画のメイキングを見てると、しょっちゅう聞く台詞が、「このシーンでは、まだ姿を見せないんだ。そちらの方が、観客に想像の余地を与えて、よりおそろしくなるからね」とかいうものですが、じつはホラーなんかだとこの手はもうちょっと使い古された手なので、陳腐化してしまっています。
じゃあ、アクション映画だと。
新米スパイ(ジョナサン・リース=マイヤーズ)と敏腕スパイ(トラボルタ)のバディ・ムービー《男の友情もの》なのですが、たとえば、螺旋階段を上っていく。先輩が先、後輩が後、画面には後輩しか映らないけど、後輩は先輩が築き上げていく死体の山を追いかけていく...というのは、まあ、見たことがなくはない。本作の場合は、メイキングではこのシーンに対して「中国人の雨」という技(?)名がついていましたが、螺旋階段を犠牲者たちが降ってくるのです。
トラボルタに「チーズ・ロワイアルのために命を縮ませている」なーんていわせちゃうあたりもニヤリ。
ほかにも雨漏りのように降ってくるコカインや、無口で異様に有能なドライバ等々、90分間、たっぷりと壮快にしてもらいました。
* * *
それにしてもリュック・ベッソン、つぎつぎと作品を作り出していて偉いなあ。多作だったスピルバーグを彷彿とさせます(って、まだスピルバーグも現役だけど)。
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タイトルが「007 ロシアより愛をこめて」のパロディなのはわかるのですが、007の方を見ておらず、内容がどの程度オマージュされているのかはわかりませんが、大満足の一本でした。
リュック・ベッソン+ピエール・モレルなので、「96時間」コンビですが、いやあやっぱりマンガっぽい映画演出が好きなんだなあと。
ホラー映画のメイキングを見てると、しょっちゅう聞く台詞が、「このシーンでは、まだ姿を見せないんだ。そちらの方が、観客に想像の余地を与えて、よりおそろしくなるからね」とかいうものですが、じつはホラーなんかだとこの手はもうちょっと使い古された手なので、陳腐化してしまっています。
じゃあ、アクション映画だと。
新米スパイ(ジョナサン・リース=マイヤーズ)と敏腕スパイ(トラボルタ)のバディ・ムービー《男の友情もの》なのですが、たとえば、螺旋階段を上っていく。先輩が先、後輩が後、画面には後輩しか映らないけど、後輩は先輩が築き上げていく死体の山を追いかけていく...というのは、まあ、見たことがなくはない。本作の場合は、メイキングではこのシーンに対して「中国人の雨」という技(?)名がついていましたが、螺旋階段を犠牲者たちが降ってくるのです。
トラボルタに「チーズ・ロワイアルのために命を縮ませている」なーんていわせちゃうあたりもニヤリ。
ほかにも雨漏りのように降ってくるコカインや、無口で異様に有能なドライバ等々、90分間、たっぷりと壮快にしてもらいました。
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それにしてもリュック・ベッソン、つぎつぎと作品を作り出していて偉いなあ。多作だったスピルバーグを彷彿とさせます(って、まだスピルバーグも現役だけど)。