なんかね、たぶん期待しすぎちゃったかな、と。

夫婦のふたりともにとって、なんもかも、ありがちな何かに見えちゃって、結論としては「トム・クルーズが元気でよかった」くらいになっちゃった。

奥さんは「いっつもイケメン・独身だったのに、還暦を超えてようやく父親役なのね」と言っていて、なるほどと思ったけど、丞二とでべによれば、「宇宙戦争（2005）で父親役をやってるし、ミッション・インポッシブルシリーズでは妻帯者だ」ということでした。

もっかいみちゃった。
いやー、いいですな。もう用無しになるよ。みたいな扱いのパイロットですけど、そのへんがベテランになってきたトム・クルーズとリンクしてより切実な感じになってる気がする。「でも、まだ終わってない。」ってのはパイロットのことであって、トム自身のことだったり。とか思っちゃうんですな。

相変わらずのカッチョ良さ。デススター（じゃないけど）攻略と「ブロークン・アロー」と「ファイアーフォックス」を混ぜたような後半も素敵だし、途中のスポ根まつりも燃える。

ということで、大きめ画面で見たんですが、やっぱり満足満足。映画館だともっと大迫力で楽しいんだろうなー。

えらく評判いいんで、見たかったんですが、そもそもリメイクは無理な作品（トム・クルーズいないし）なので、続編を作るしかない。何年経ってるねんってところで、いきなり無人戦闘機の世界と絡んできたんで若干嫌な雰囲気が漂ってきた。ほれ、あったじゃないですか。「ステルス」だとか。
※「沈黙のステルス」とは違うけど、あれはあれで見たら面白い。

が、杞憂でした。

いやー面白かった。ちゃーんと実際の年月も加味した上で見事な続編。マトリックスよりも良く出来てるぜ。こんなん見たら海軍志望者上がっちゃうんじゃなかろうか？と、心配しちゃうわけですが、さすがに本場アメリカにかぎらず、これは「トム映画」だってことは浸透してるかな？

ちゃーんと前作のいいところを維持してるし、新しさも古き良き時代の遺物も全てひっくるめていい。いいったらいい。
アイスマンも出てくりゃF14だって出てくる。ちゃ～んとスパルタ教師（とは違うか。スーパー教師）と生徒たちのスポ根物。

後半の展開はもう、戦闘機バンバンのスカイアクションの傑作。いやーど派手ですばらしかった。スター・ウォーズEP4のデス・スター攻略みたいな雰囲気も感じられたし、実際のミサイルに追い立てられる感じも最高。もっと大画面（映画館とか）で堪能したくなっちゃうくらいでした。

とりあえずこの興奮。もっかい見よう。うん。