ポケットモンスターベストウィッシュ ビクティニと白き英雄レシラム

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監督:湯山邦彦
出演:松本梨香、大谷育江、宮野真守、悠木碧、高橋英樹、谷原章介
時間:98分
公開:2011年
ジャンル:
アクションアニメ(日本)アドベンチャーファンタジーゲームの実写化

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2012年07月26日 | 見た回数: 1回

どーやら、これと「劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム」っちゅう、詐g・・・いえいえAKB的な手法で2本作られたそうで、その上映方法に当時の子供達の喜びと、お父様・お母様がたの反感それぞれが目に浮かびます。

さらにはそれぞれ別のダウンロードポケモンがゲットできるぜ!ということなので、両方揃えるには2種類のゲームをゲットした上で、2種類の劇場チケットを入手というまるでコンプガチャ(ちゃうね。すいません。)かという商法。
ちなみに今作のTV放送時にもどっちを放映するかの投票があったらしくみごと(?)この白いほうが選ばれたとのこと。白のほうが人気だということか。

おそらく作りとしては黒と白の怪獣(ポケモンや!)を入れ替えるだけで、全く同じ作品だったんじゃないかと推測していますがどうなんでしょうかね?

でも、伝説のポケモン(黒と白)と他の主役メンバーが入り乱れて・・・というシーンが少ないのは、それぞれの映画で簡単に書くシーンを使いまわせるという大人な配慮ではないかと。ストーリーも白でも黒でもどっちでもええねん。という展開であえてこっちじゃないとイカンのだ。いや、あっちじゃないとイカンのだ。という伏線があるでもなく。なるほど、ナイスな商売。

「つよーいポケモンが2つも入るんだぞ。いっぺんに2個もだす(取れる人は少ない)んだからな。ありがたく思えよ、子供達。
ちなみに、見てくれたらこの伝説のポケモンがゲットできるんだぞ。ちゃんとお父さん、お母さんに説明するんだぞ。」

と、「伝説のポケモン」以上に力を持っているであろうプロデューサーの声が聞こえてきそうです。

閑話休題

本編について。

まず気になったのは伝説のすごいポケモンと、主人公たちのパラーバランスがかけ離れすぎていて、完全に話が別物になっちゃってる気がしますぜ。せっかくの伝説のポケモンパワーさく裂の激しい戦いの途中で話を分断して、ちょろっとピカチュウの10万ボルト。とか、頭突きー。とかされてもねぇ。正味のはなし、主人公たちと伝説の白黒さえいりゃ成立せんかね?

また、そんだけすごいヤツなのにパワーオンリーで、あまり知性が感じられないのも残念。やったことと言ったらパワーバトルとパワーによるお引越し(お城を動かす)だけ。
喋れるしそれなりに伝説の龍(麻雀しないけど)なら、世界の力のバランスがどうとかそれなりにわからんのかね?そのへんはポケモンマスターに言いなりか?とか、モヤモヤ考えてたら、これに関してはピンときました。

なるほど、あれか。ファイナルファンタジーの召喚獣。バハムートとかあーいう感じ。納得です。

ただ、もうチョっとひねって欲しいというかなんというか。
「えー、つまんなーい。DSにダウンロードなんかしたくなーい。」とはお子様たちは思わないんでしょうがね。

また、悪い人がいない。みんなそれぞれやろうとしてることも正しいし、それでいて、間違いもすぐに認めるし・・・間違った正義に狂気じみたまま突っ走るとかそういうのがあっても良かろうに。
さらに言うと、立ち位置ドロンジョ一味な「ロケット団(ちゃうかも)」ってのがいたと思うんですが、何ら活躍しないと着たもんだ。

つぎに、死ぬ人がいない。これはターゲットを考えたらわからんではないけど、どこかで生きているかも、位で留めるのが大人の分別というもの。でも、いなくなっちゃった。消えちゃった。と思ってたらやっぱりひょこっと出てくるのはちょっとねぇ。

ということで、そこまで少年少女たちに人気があるのかは残念ながら伝わっては来なかったです。
ピカチュウも可愛い気もするけど今作に関しては正直あんまり存在感もないし。その代わりがビクティニか。そういやなんか(.V.)←こんな顔の正面が「V」なキャラって他にいたような・・・。

まぁ、「劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム」も見ないと冷静な判断は出来かねると思うんですが、現時点では、うーん。悪かないけど「イマイチ」商法的には「残念」かなぁ。

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