娘(19)と娘(9)と視聴。娘(19)とは、先日「女神の見えざる手」を一緒に見て、ロビイストの話になり、じゃあ、これも見ておこうね、という流れ。

あんまりコメディを見ないぼくだけど、いつ見てもそれなりに楽しい作品だなと思います。

こんなタイトルだけど、タバコ賛歌ではないし、タバコ批判というわけでもない。どちらかに傾きやすいテーマで、うまくこの話を作ったなあというのが妙味。

見たらわかるのですが、タバコの映画というより、口八丁の映画なのです。普通だったら負けちゃうようなディベートテーマを渡しても、本作の主人公ニック・ネイラー（アーロン・エッカート）だったらきっと負けない。そんな主人公に不利の四番打者のタバコをテーマに戦わせる。

というわけで、ブラック・ユーモアの好作品です。個人的には、「死の商人（Merchant of Death）」の頭文字をとったモッズ特捜隊のミーティングでちらっとあらわれるアイコンがかわいいなあ、とお気に入りです。