ヘルボーイ ゴールデン・アーミー HELLBOY II: THE GOLDEN ARMY

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監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン、セルマ・ブレア、ダグ・ジョーンズ、ルーク・ゴス、ジェフリー・タンバー
時間:120分
公開:2008年
キャッチコピー:
地獄生まれの正義のヒーロー
魔界最強の敵に挑む!!
ジャンル:
アクションコメディアドベンチャーアメコミ

コメント一覧

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2011年11月11日 | 見た回数: 3回

ラストの鉄人兵団のシーンは何度見ても「CASHERN」を思い出す。

柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2009年08月09日 | 見た回数: 1回

映画の評価ポイントをいくつか挙げるとしたら、とりあえずこんな尺度が思いつく。

・ストーリー
・デザイン
・音楽
・登場人物の個性(キャラクタ)

まあ、まだきっとあるだろう。で、本作ですが、ほかに評価軸があったとしても、デザイン以外、全然見所が感じられない映画でした。

ストーリーは平板でよくあるアメコミ風の展開です。音楽もよくもわるくもハリウッドナイズされた音楽で、あのダニー・エルフマンがやってるっていわれても、ふーん、ちゅなもんでした。

最近の映画はどんな映画でも──たとえ「シューテム・アップ」でも──まるでそれが免罪符になるかのように、ちょろっとなにかポジティブなメッセージや、社会に送り出してもいいようにというような、どうでもいい bright side を込みにして作られているような気がします。ニーチェが既存の思想をさして「お前ら、なぜそんなに道徳が前提なのだ」と言った気持ちや、悪徳の栄えを夢想するサド公爵の気持ちがよくわかりますが、なんか入れとかないといけないのでしょう。その点、ヤン・シュワンクマイエルは偉いなあと思います。ぜんぜんポジティブなメッセージなんか気にせずに、好きなことをやってたらいいという態度が心地よいです(追記:シュワンクマイエルの作品には政治的なメッセージはあるとは思うのですよ。でも、免罪符的(とってつけたよう)なポジティブなメッセージはないでしょ)。

で、この映画の場合だと、たぶんその bright side は「男女の愛」です。主役格の二人がなんだか自己中心的な恋愛を繰り広げるのですが、人から祝福されない愛を、誰にも邪魔されないところで育みたい、といえばまあ、映画にはなると思うのですが、なんだかなー、あんまりうまい語り方でないのですね。で、イマイチその1。

次ぎ、これはもう突っ込んでる時点で柴田の負けかなと思うのですが、エルフの王子が英語をしゃべるんです。僕はかなりそこで興ざめで、軽蔑してるんだったら、そんな言語を流暢に操るなよと思えて仕方がありません。ここで、イマイチその2。

でも、やっぱりデザインがいい。途中々々の生物たちのデザインが秀逸なほかに、冒頭のベッドサイドストーリの人形劇がいいです。というわけで、オススメ+1で、総合的にはイマイチってかんじでした。

でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2009年06月02日 | 見た回数: 1回

一作目を見ていないので、丞二から解説を受けながら鑑賞。
でっかい鉄砲肩に担いで長いコートのヘルボーイが良いかたちだった。
さすが「パンズ・ラビリンス」を撮った人、奇妙なかたちの生き物たちは逸品、だけどシンプルなかたちの主要人物たちのシルエットが完璧でそつのなさが恐ろしい。
でも美しさと対照的に、お話はアメコミなので割りと浅はかで軽はずみでコメディタッチ。そのバランスがちょっと妙だったような…。

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