フラガール
画像表示切り替え監督: | 李相日 |
---|---|
出演: | 松雪泰子、豊川悦司、蒼井優、山崎静代、岸部一徳 |
時間: | 120分 |
公開: | 2006年 |
キャッチコピー: 未来をあきらめない 北国を常夏の楽園へ。40年の時を越え語られる奇蹟の実話。 | |
ジャンル: ドラマ |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2022年02月26日 | 見た回数: 1回
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2009年06月01日 | 見た回数: 1回
悪くないですし、悪いところも思い当たらない良作。なのですが、「スウィングガールズ」的な明るくてポップな何かだろうという見方で始めたので、意外に重たい社会が引っ掛かってしまってうまく乗り切れなかったなぁ。40年前の炭坑の悲哀だとかがうまくすくいあげられなかったです。
多分。その辺の閉塞感・終息感とフラの明るめのテンポと若い子たちの新しい世界に向かう姿勢との対比が作品をより際立たせているのかと思うのですが、その点では、うーん。あまり実感として伝わってこなかった。
もっとフラのダンスチームにフォーカスを当ててくれたらもっと「うーん。いぃ」と思えたのかも知れませんが、それだと前述の「スウィングガールズ」と変わらないか。
閉塞した社会と、そこから飛び出てゆく若い人たちの頑張り、周囲の心が解けていく様。等など、何となく「リトル・ダンサー」に近しい何かは感じました。続けて見たら、これまた違った見方が出来るかな?
と、ちょっとマイナスに書き続けてきましたが、かといって楽しめなかったかというとそれはそんなことはなく、所々、心に残るシーンなんかも多数ありましたしね。
特に最後の方の蒼井優ちゃんが一人で練習してるところなんかでは、うん。力強くて優雅で美しく、素敵じゃないですか。彼女のこのシーンだけで「なかなか」にしてもいいかな。と思ったものです。
ラストの盛り上がり箇所に関してはもっと迫力ある形でじっくり見せてくれたらなぁとちょっと残念感もあったんですが、これも次第点。全員での踊りからソロ、最後のシメという一連の流れは見入ってしまうものがありました。
ということで、とにかく、今回に限っては見始めた時のモチベーションが違えばもっと違う印象を持てたように思います。次に見た時にはもうちょっと評価あがってるんじゃないかな。
なんとなくNetflixで初見。
とってもいい話でしたよ。石田さんのコメントがまとまっていて、その気持ちはわからんではないけど、ぼくはまったく先入観みたいなものがなかったので、違和感(?)なく楽しめました。
でもって「こんなハコモノ、今は残ってないんだろうなあ」と思い込んでたら、「スパリゾートハワイアンズ」として、ばっちり残っているのですね。
ほぼおすすめ寄りの、なかなかで。