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柴田宣史 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2008年11月26日 | 見た回数: 1回
「嗤う伊右衛門」と一緒に借りてきたのですが、うーん、これはひどい。僕はアメリカンホラー映画が好きだが、やっぱりホラー好きの中にもいろいろ派閥があって、こういうのはだめですね。
なんちゅうか子供好きを自認したりする訳じゃあないんですが、この「口裂け女」は、「説得力のない児童虐待映画」くらいにしか読み取れません。読み取れるのは、「すべての母親には児童虐待の性質があり得る(という妄想)」くらいか。
別に筋立てがよい訳でもなく、ただ単に「口裂け女」というキーワードから連想しただけのホラー映画です。別に僕が見たいものをつくれ、という訳ではないけど、見たかったのはもうちょっとノスタルジックなホラーでした。だから冒頭の台詞が、小学校、教室の隅で女の子たちが話している「ねえねえ、知ってる……?」という出だしはかなりいいかんじでしたが、落ちは、なんだよ、駄洒落(*)かよ、といったもんです。
ちょっと期待をしていただけに、まったく残念な映画でした。
*ネタバレ
口裂け女は「わたし、きれい?」と尋ねてくるのが定石だが、これは実は、虐待をやめることをできない母親が自責の念から「私を切れ!」と言っているという設定なのです。お話作っている人たちは「お、いいこと思いついた!」とおもったのでしょうか……。
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「嗤う伊右衛門」と一緒に借りてきたのですが、うーん、これはひどい。僕はアメリカンホラー映画が好きだが、やっぱりホラー好きの中にもいろいろ派閥があって、こういうのはだめですね。
なんちゅうか子供好きを自認したりする訳じゃあないんですが、この「口裂け女」は、「説得力のない児童虐待映画」くらいにしか読み取れません。読み取れるのは、「すべての母親には児童虐待の性質があり得る(という妄想)」くらいか。
別に筋立てがよい訳でもなく、ただ単に「口裂け女」というキーワードから連想しただけのホラー映画です。別に僕が見たいものをつくれ、という訳ではないけど、見たかったのはもうちょっとノスタルジックなホラーでした。だから冒頭の台詞が、小学校、教室の隅で女の子たちが話している「ねえねえ、知ってる……?」という出だしはかなりいいかんじでしたが、落ちは、なんだよ、駄洒落(*)かよ、といったもんです。
ちょっと期待をしていただけに、まったく残念な映画でした。
*ネタバレ
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口裂け女は「わたし、きれい?」と尋ねてくるのが定石だが、これは実は、虐待をやめることをできない母親が自責の念から「私を切れ!」と言っているという設定なのです。お話作っている人たちは「お、いいこと思いついた!」とおもったのでしょうか……。
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