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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2017年05月13日 | 見た回数: 1回
児童文学の基本的な構造は「往きて帰りし物語」なんですが、『オズの魔法使い』は、ちょっと変わっていて、「帰るだけ」の物語なんですよね(異論はあるでしょうが)。
ドロシーは、唐突にHOMEから遠いところに飛ばされてしまって、帰るのが彼女の目的なんですね。
で、もちろん児童文学らしく道程を経ることでの成長があるわけなのですが、唐突にHOMEから引き離されたドロシーと、アメリカに連れてこられてしまった黒人との相似形を意識せずにはいられません。
……とまあ、なんだか説教くさいことも思っちゃうわけですが、さておき、ミュージカルとして十分楽しい良い作品だと思います。
印象的なのは、後ろ姿でした。
黄色の舗道をゆく一行は後ろ姿が多いのです。
これがなかなか格好いいんですよ。
* * *
ところで、Wikipediaの「ウィズ」によれば、最初メガホンを取る予定だったのは、ジョン・バダムだったんですね。ふーん。
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児童文学の基本的な構造は「往きて帰りし物語」なんですが、『オズの魔法使い』は、ちょっと変わっていて、「帰るだけ」の物語なんですよね(異論はあるでしょうが)。
ドロシーは、唐突にHOMEから遠いところに飛ばされてしまって、帰るのが彼女の目的なんですね。
で、もちろん児童文学らしく道程を経ることでの成長があるわけなのですが、唐突にHOMEから引き離されたドロシーと、アメリカに連れてこられてしまった黒人との相似形を意識せずにはいられません。
……とまあ、なんだか説教くさいことも思っちゃうわけですが、さておき、ミュージカルとして十分楽しい良い作品だと思います。
印象的なのは、後ろ姿でした。
黄色の舗道をゆく一行は後ろ姿が多いのです。
これがなかなか格好いいんですよ。
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ところで、Wikipediaの「ウィズ」によれば、最初メガホンを取る予定だったのは、ジョン・バダムだったんですね。ふーん。