いやー、つまんなかった。

何がつまんなかったって、「ザンネン」をつけるには微妙にそっち方面でも突き抜けてないこと。

この手のサムライ絡みのタイムスリップ作品だとやっぱり僕の中じゃ鉄板な「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ！戦国大合戦」がデデーンと存在してるんで、分が悪いのを考えたとしても、これはちょっとデキが悪いなー。

時代的には歴史上一二を争う盛り上がる幕末。当然ながら基本的な流れがわかった上で、いざ高校生がタイムスリップしてきたらどーなんねん。というところを面白おかしく仕上げるのがこの手の映画の醍醐味だと思うんだけど、正直これなら、タイムトラベルものではなくまっとうに「歴史もの」として面白おかしくやってくれたらよかったのに。と思ってしまった。

良かった点もなくはないんですよ。

イマドキ女子高生が当時のお姫様やら女中さんたちにかわいーでしょ。と、アクセサリを見せてみたり、キャイキャイ言いながら化粧して、「これが可愛いの。ねぇ〜。」とかのんきに過ごしてるとことかは悪くなかった。ただ、そのシーン以外では正直タイムトラベルものの要素も必要性も感じられない。しかもそのイマドキ女子高生は主役の石原さとみではないと来たもんだ。

「フライング・ラビッツ」ではガックシさせられたまま最近まで来て、まさかの進撃の巨人で評価を上げた石原さとみちゃんでしたが、カワイイだけで、またちょっと個人的な評価は落ちちゃったなぁ。