エリジウム ELYSIUM

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監督:ニール・ブロムカンプ
出演:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー
時間:109分
公開:2013年
キャッチコピー:
彼の余命は、あと5日──。
ジャンル:
SFアクションドラマ

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2024年09月15日 | 見た回数: 2回

んー? んー? いい印象で残ってたんだけど、久しぶりに見たら、薄汚れた未来設備がちょっとかっこいいだけで、お話は、なんかご都合主義というか、おおざっぱな医療マシンが気になっちゃって、なんか落ち着かなかったかな?

なんか、そういうテクノロジーって、他のテクノロジーのレベルとバランスが取れてないような気がしちゃうんよね。人件費とドローンの工賃はどちらが安いのか、とか。

宇宙ステーションの内側から入り放題なのは、久しぶりに見て、あ、それはちょっといいなと思ったのだけれど。

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2021年09月07日 | 見た回数: 1回

第9地区」も「チャッピー」も大好きな僕ですが、はてさて、その間にできてたハリウッド版はどうなのかね?と。

んー。思ってたほどじゃなかったかなー。らしい地球のスラムの絵とかはあったんですが、エリジウム側の描写がなんかふつーでつまらなかったなぁ。あと、結構上層階級の方々の脇の甘さと言うかなんというか。

移民とか密入国とかは宇宙空間である以上遥かに難しいはずなのに(基本宇宙船かなんかで入るしかない)のに、その対応策ですらものすごく貧弱。そもそもかんたんに航行不可能にしたり強制退去させたりできると思うんだけど、映画中で描かれてるのは航行可能か不可能か。航行可能な時に入ってきたら、防御体制も甘々でこれまたホイホイ突破されそう。アンドロイド兵の圧倒的な力ってのもそんなに見えなかったし、エリジウム独自の武器なんて局地的。兵力は極小で(ま、それで維持できてるんだけど)結局後半、結構かんたんに陥落しちゃう。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

あと、とにかくなんでも治せちゃう(病気も怪我も。寿命延長でさえ)機械が超最先端な感じなんですが、そもそも量産できるなら地球に住む人達にも使わせちゃえばいいのに。あれさえあれば争いも減りゃ密入国も減る。労働力も確実に確保できるしいいことづくめじゃないのか?(ま、人口爆発的な問題は残るんだけど、食糧問題もあれだけの技術力があれば解消できるのでは??)
まぁ、ラストで医療機器の一般公開がなされていって、これが格差社会の是正の第一歩を意味してるなら、そこに至るまでの選民思想だったり独占欲・支配欲だったり、格差社会の維持に必要性を感じている特権階級の人らだけが甘い汁を吸いたいのだ。その施策!と言えなくもないんだけど、よっぽどのことがなけりゃ死なないし働かなくてもいいし、平和に暮らせる人たちがあえてその特権に固執するのかなー?とも思わなくもないんだな。

隠しテキストはここまでです。

ということで、多少「あれ?」と思わなくもない部分もあるんだけど、ナンダカンダで派手で見栄えもするし、見たあとの充実感ってのもある。十分に楽しませてもらったんだけど、なんというか「第9地区」と「チャッピー」の突き抜け具合と比較しちゃうとどうしても、若干ふつーだなー。って思わなくもないんだよなー。

追記:なんというか、ネジだの油だのでゴツゴツした地球の絵(これは他の作品もだけど)のほうがいい感じに撮れてるんだよなー。それゆえに超IT感のあるエリジウムのありきたりな未来像よりかっちょよく見えるんだ。

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2014年03月24日 | 見た回数: 1回

いやあ、これはもうおすすめでいいかな。

世界像の描写とか中途半端だし、(SFとしては)ありきたりなどんでん返しなんだけど、それでも十分楽しみました。

「スターウォーズ」シリーズは、「倉庫でほこりをかぶっているようなリアリティを求めた」とどこかで聞いたけど、こういうウェザリングのきいたSF描写をさせると、ブロンカンプ、とってもいいですね。

ところで、ジョディ・フォスターのアップがあるのだけど、たいへん加齢召されていておどろきました。ちっちゃな女の子だった頃から知っているのに、こんなに大きくなったんですねえ。

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