(500)日のサマー (500) Days of Summer

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監督:マーク・ウェブ
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル、ジェフリー・エアンド、マシュー・グレイ・ガブラー
時間:96分
公開:2010年
キャッチコピー:
運命の恋なんて、
あるに決まってる。
ジャンル:
コメディ恋愛青春

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2013年07月12日 | 見た回数: 1回

最初想像してたのは「エターナル・サンシャイン」だったり「ハイ・フィディリティ」みたいな雰囲気かなぁ。と。もうちょっとハッピーな恋愛ネタで、見終えたあとも結構素敵な気分になれるかなー。
実際そのへんの雰囲気もある。んですが・・・。

男の子目線の恋愛映画なので、もしかすると女性が見た場合しっくりこない。という可能性もあるかな。とも思うんですが、洒落た音楽と時系列をいじった見せ方はどっかで見ような気もしなくもないものの結構心地がいい。

実際にとても可愛らしく見えてくる困った(←「困った」ってのも男性目線)女の子サマーとの恋愛をいいも悪いも見せてくれて、それらに一喜一憂を主人公の彼(ジョセフ・ゴードン=レヴィット。)と一緒に体験できたし映画としてはよく出来てるなー。面白いなぁ。と思います。彼がまた絶妙な具合の青年を演じていて、どことなく友達の一人を思い出させてくれるので、その点でも面白かったです。

ただ、最初に思い込んでた上記の2つの映画というよりは「ONCE ダブリンの街角で」の方が近いかな。更にいうとあちらのほうがもうちょっとリアリティのある若干ドキュメンタリータッチな雰囲気おといったらいいのかな?そーいう雰囲気を感じたのに対して、こちらはより作られたというか作為的なもっていきかたを感じちゃう。

時系列をバラバラにして見せる「メメント」っぽい作りで二人の良い時と悪い時を交互に見せられたり、同じ画面で理想と現実をそれぞれ見せられたり。途中でミュージカルテイストになったと思ったら、別のクダリではアニメーションが絡んだり。とは言えそれも含めて映画自体に関しては文句はないです。

ただ話の内容が・・・いや、結末?サマーとの結果に関しては、主人公への感情移入の結果なのかちょい気に入らないかなぁ。んー。でもどうなんだろ。逆に、暑い夏が終わったら、次は秋、みたいにそれらも含めて上手くできてたと言ったらいいのかもしれないし・・・。

少なくとも独身時代に見てたらもうちょっと入り込んで絶賛してるかもしれないよくあるラブストーリーでした。結構見終わった後も思い返すことが多くてそれはそれで残る一本だったかな。

つーわけで、独身男性にはオススメでもいいかなー。という感じの「なかなか」で。

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