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ヘラクレス 選ばれし勇者の伝説 Hercules
画像表示切り替え監督: | ロジャー・ヤング |
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出演: | ポール・テルファー、エリザベス・パーキンス、ショーン・アスティン、タイラー・メイン、ティモシー・ダルトン |
時間: | 178分 |
公開: | 2005年 |
ジャンル: アドベンチャー、ファンタジー |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2024年04月28日 | 見た回数: 2回
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2013年03月19日 | 見た回数: 1回
ギリシア神話中、最大の英雄ヘラクレスの映画──というか、いわゆる2時間ドラマ。
ヘラクレスの12の冒険を全部やるのは時間的に難しいみたいなので、6コに減っているのだけど、なかなかまとめ方がうまい。
ギリシア神話を映画にするときって、「トロイ」みたいに人間中心にして神様をいっさい出さない方針にしないと、陳腐になりやすい。お金はかかってると思うけど、「タイタンの戦い」もゼウスなどの神様が出てくるところは、ちょっと学芸会みたいになってしまう。
本作ではこのあたりもうまく回避していて、神様は「力」としてしか存在しない。画面には出てこないのだけど、厳然と存在する、ということになっている。ヒドラ退治など、CGはちょっと安っぽいけど、いい絵を見せたい、という気持ちは十分に伝わってくる。
また、ギリシア神話って、誰かが誰かと不義密通したとか、強姦したとか、そういうのが多いのだけど、本作は、家族でみることがきちんと想定されていて、えげつないシーンはうまいこと演出されている。
なんていうのかな、このホールマークってい会社がいい会社なんでしょうね。作品の映像や使っている役者さんの層はアサイラムと似ているけど、こっちのほうがずいぶんまじめな気がします。この会社が作ってるなら「ゲド戦記」もみてみようかな、という気になります。
中1と小4の娘にギリシア神話を読み聞かせしているので視聴。
2時間ドラマなんだけど、前半のヘラクレスが、人間的にけっこうボロボロに描かれていて、娘たちの心証がたいそう悪い。暴力を振るうし、女性に無礼だし、神の子だと傲慢だしでいいところがない。まあ、後半更生するためのコントラストでして、それなりに後半は見てられるんだけど。
前回の感想にあまり付け足すことはないんですが、前半さえ乗り切れば、それなりによくできていると思いますよ。