インフルエンザ発症の前日に視聴。これでインフルエンザになったのか？（嘘）

アンソニー・ホプキンスが、若い若い。ハンサムということよりは、上品さが印象に残る。エレファントマン役を演じるのはのちに「コンタクト」で大富豪役をやったりするジョン・ハート。偉い役者が共演した古い映画の記憶と言えば、なんとなく「スケアクロウ」（ジーン・ハックマン、アル・パチーノ）、「蜘蛛女のキス」（ラウル・ジュリア、ウィリアム・ハート）、「真夜中のカーボーイ」（ジョン・ヴォイト、ダスティン・ホフマン）とか思い出す……あれ、なんとなくゲイ寄り？ まあいいか。

閑話休題。

本作、いちおう実話ものなんですね。エレファントマンことメリック氏は実在したそうで、Wikipediaには写真も掲載されている。わりと映画のメイクは忠実ですね。

リンチらしいつくりで、あんまりハリウッド的なべっこんぼっこんとした展開のある話じゃなくって、けっこう眠い。またWikipediaからの引用だけど、

アカデミー賞8部門ノミネートなどから、日本ではヒューマンな映画として宣伝されたが、森卓也ら一部の評論家は文芸映画風に糊塗しているだけだと嫌悪感を表明。リンチ監督の主眼は猟奇趣味にあることは、その後の作品歴に示されている。

どなたか存じ上げないけど、森さんはご慧眼かと。いや、僕は悪趣味故にリンチが好きなんですがね。