ザ・エッグ 〜ロマノフの秘宝を狙え〜 THE CODE / Thick as Thieves

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監督:ミミ・レダー
出演:モーガン・フリーマン、アントニオ・バンデラス、ラダ・ミッチェル
時間:104分
公開:2010年
ジャンル:
サスペンス犯罪

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2011年12月16日 | 見た回数: 1回

ディープ・インパクト」は好きな作品でミミ・レダーに関しても好意的。そんな彼女がとった作品ですな。

バンデラスとモーガン・フリーマンという豪華キャストが何やら古代の秘宝を盗み出すのかなー。とか思ってたら、意外と現代劇。インディ系かな。とか期待してたんですが、古物を狙う犯罪者ってとこですな。となるともしやルパン系?そうなるとちょっと評価が厳しくなりますよ。

さて、ロマノフの秘宝が重要でどうこうってのはさほどではない。この辺は雰囲気なんで、徳川の秘宝でも良ければヒッタイトの秘宝、ハリプンチャイの秘宝でもナコーンシータンマラートの秘宝でも構わない。あ、でも、歴史的な分か側面を持ち、一応裏社会のネットワークを築いてないとダメだから・・・ロシア、イタリア、中国あたりが妥当(すいません、勝手なこといって)なんだろうか?

モーガン・フリーマンの役どころは彼自身も結構実動部隊として働いているわりに、心無しか「ウォンテッド」を思い出させる。まぁ、悪役だってのも大きい?
バンデラスに関しては、相変わらずのコユサ加減なので他にいうことはないです。ハイ。

その二人がまぁ、師弟関係のように盗みを働くんですが、そこは結構薄っぺらい関係。とはいえ、微妙な信頼関係が築きかけていたり,それぞれの立場を超えた共感のようなものも存在していて、続編があったらよりいいコンビになってもうちょっと難攻不落な強盗を働いてもラエルンじゃなかろうかと。

純粋に犯罪ものなんで、似た傾向の作品も多く見たことがあるなぁ。というところもあるんですが、コンパクトにまとまっていて、総じて良かったです。最終的には繋がるのか分かれたのか不明ですが、どちらにしても後味も悪くはない。

なんであれが木製だったのか?あれは本物?偽物?等、ちょい説明不足な点や、やっぱ盗みの複雑さ加減からするとルパン好きな僕としては、もうちょっと難攻不落度合いを高めてもらいたいなぁ。とも思う訳です。それなりに難攻不落なはずが、結構あっさりクリアしちゃってるしね。それも実力と言えばそうなんですが。

ただ、その辺のマイナスを加味しても充分に満足できる一本でした。単にミミ・レダーと相性がいいだけなのかもしれないし、洋画は最近見てなかったんでよけいに良く見えただけかもしれませんが、久々のあたりなマイナー作品(マイナーじゃない?)かな。

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