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ザ・コア The Core
画像表示切り替え監督: | ジョン・アミエル |
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出演: | アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク、デルロイ・リンドー |
時間: | 135分 |
公開: | 2003年 |
キャッチコピー: 地球の復讐 地球の核(コア)停止。人類は1年以内に滅亡する・・・ | |
ジャンル: SF、サスペンス、パニック |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2015年08月04日 | 見た回数: 2回
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2011年10月08日 | 見た回数: 2回
- 地球は大きな磁石ですよ
- 核には内核と外核があって、内核はおよそ鉄のかたまり(個体のようだけど熱いのは相当熱いよう)のようなもの
- 液体の外核は流動体
- この流動によって地磁気が生まれる
- 地磁気があることで太陽風から守られている
というあたりは、いちおうよい意味でSF的なんだけど、主に主役の乗り物にまつわるあたりになると、かなりいい加減な意味でのSF味がたくさん出てくる。
現代の科学技術では、ある程度以上は深海でさえも潜れないのに、それよりも深い世界に入っていく乗り物なので、まあ、いろんなことは大目にみたいところだけど、5000〜6000度の世界を自由自在に動き回る姿はやや異様かも(乗ってる人たちも汗だくというあたりが、逆に面白いが)。
それでも地中に潜っていくという映画自体が少ないこともあって、結構好き。
ヒラリー・スワンクにアーロン・エッカート。メジャーどころな人も多数出てるトンデモ映画。というのが正しいんだろうか?B級映画ばっかり見てるとそれなりに予算を立ててドドーと知ってる人も出てるような作品でもついつい、あぁ↓。というものがあるんですよね。
確かに未知の領域。まさかの地球中心部。それに比べりゃ「アビス」とかの超深海も、「アルマゲドン」のような大宇宙空間もアクセシブル極まりない。それくらい無茶な設定を見事に成立させた(成立してるか?)この作品。このテーマだけで評価がひとつ上がるというもの。ただし、いかんせんそれを映像化する点で評価ががくんと落ちちゃうので結局マイナス点が目立っちゃうんだなぁ。
お金かけてる分、「アルマゲドン○○」みたいな作品とは一線を画しているし、知ってる人が出ているぶん安心感もあるんですが、どうも地中奥深く。ってのがぴんとこなくて見栄えもしない。宇宙だと静かでもそれなりに見栄えがするんだけどなぁ。なにが違うのだろうか?
なんとなくフニャフニャしてる場所ではあるんだけど、実際に見たわけでもない訳でなんかリアリティに欠ける。そもそも地中でなんでそんなドロリンとかなんだ?
最後は仲間が自らの命を削って倒れていきつつ、なんとか任務を遂行する。このへんあまり感動が伝わってこないのが残念だなぁ。黒人のおっちゃんとかもうちょっとぐっとくるかなー。とか思ったんだけど、どっちかというと悪役キャラのおっちゃんのほうがかっちょよかったりね。
仕上げは動力なくなった地球のまんなかのメジャー俳優二人がなんとか無事に帰宅。誰も地球の人は知らない。だから本当かもしれないのだ。
一応映画のオチでは、天才ハッカーくんが世界中のコンピュータにそのネタを暴露してみたりするんですけどね。なんだったらそのシーンが一番印象に残ってるんだなー。
ということで、初回よりも乗りきれなかった今回の視聴ですが、まぁ、それでもアサイラムさんとかその辺に比べりゃよっぽどマシで、アカンアカンとは言いつつもそれなりに見れるものなんですよ。だから評価もこんななの。