黒い絨氈 THE NAKED JUNGLE

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監督:バイロン・ハスキン
出演:チャールトン・ヘストン、エレノア・パーカー
時間:95分
公開:1954年
ジャンル:
SFパニック

コメント一覧

金 克美 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2009年09月19日 | 見た回数: 1回

印象的だったのはなんといってもエレノア・パーカーの腰の細さでした。40?代じゃないのか、と思うほど。

蟻が人間を襲う映画、と聞いていたけれど、そしてまさしく蟻が人間を、というか自分の行く手にあるものは人間であろうがプランテーションであろうがなんでも食い尽くしていくんだけど、映画の主眼は「開拓する男の人」のお話しでしたね。

主人公は女性経験がないので気後れするのではなくて、なんでも新しい物が好きなんだね。未開拓のところを拓き、新しい家具に新しいピアノ、女の人まで新しいのがいいから、結婚経験のある女の人を好きになれない。

映画の終わりくらいまで、そういうお話しなんだけど、最後にやっと登場した蟻の襲来を克服するとともに、「新しい」ということだけに意味があるんじゃないよ、とぐいっ展開する。

ああ、もうちょっと余韻が欲しいなと思っていると容赦なく幕がおりる、のが惜しいところ。
でも、あの時代はそういうもんだったでしょうね。

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2009年09月19日 | 見た回数: 1回

54年の映画なので、もうずいぶんと古いですね。

むかしのハリウッド映画を見ていると散見されるのが、割といい年の男性が、女性経験を持っていないということで、ポジティブに描かれる、というかたちです。

「俺たちに明日はない」という映画、昔から何度もみていたのですが、小さいときは、クライドがボニーを拒絶する意味が分からなかったのですが、大胆不敵な男だけれどもを、しかし純潔である、というのが「よし」とされていたんですね。

しかしまあ、古い映画なので、古い映画なりのところがあるのですが、今だったら絶対できない現地人描写もすごいんですが、特徴的なのは、物語半分ほど進んでも、この物語をこの物語足らしめる「本題」、つまりアリンコの「ア」の字も出てこないのです。

前半はほんとにずっと登場人物描写だけで、2/3ほど進んだところでようやく「マラブンタ(アリ)がくる」ということが示唆され、物語が展開するちゅなもんでした。

だからずいぶんだらだらした映画だなあと思っていたんですが、でも、アリの大群の描写はなかなか。またそれとの対決もけっこう迫力があり、邦題「黒い絨氈」とはよくつけたなあと思いました。

そうそう、主人公は男らしい男なんですが、周囲に対しても男らしい男でないといけないからという訳で、エレノア・パーカーに、「書斎に趣味のいい本があるのね」といわれると「本など読まないから、400kgの本を送ってこい、と目方で注文した」というシーンがあり、ちょっと印象的でした。目方洗いだったら聞いたことがあるけど、本の目方購入……。

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