作品の骨組みは、「スウィングガールズ」や「ウォーターボーイズ」に同じくするのですが、これら掲出の二作品が飛び抜けてあか抜けている訳ではありませんが、それでもこの二つに比べて、軽薄な作りだと思いました。
未だに尾崎豊の歌を愛している僕としては、その彼の歌が前面に押し出されていることに悲喜こもごもですが、見せ場である合唱の各シーンをのぞくと、その良さを補って余る味つけの悪い挿話と悪のりの過剰演技、過剰演出が、題材に対して惜しいですね。
喫茶店で歌うシーンはよかったけどなあ。
というわけで、「残念」な「イマイチ」。