お金持ち一家がアテナの化身を保護し・・・そのために何人もの人をさらって・・・ん？聖闘士星矢ってそんな話やったっけ？微妙に近いような遠いような・・・。
アテナの化身は沙織お嬢様から、なんか偉そうで口の悪い若いふつーのアメリカの女の子。ネタのようにツンデレパターンが繰り広げられるんだけど、そういや聖闘士星矢というか車田正美作品、そ～言うやついたような気がするし、よく読み込んでいるというべきなんだろうか？

アテナとペガサス、白銀聖闘士とか用語的にはでてきてるんだけど、なんだろな。もうちょっと寄せてくれたらそれっぽく見えたんだろうか？wikipediaに車田正美自身がビジュアルに関してコメント出してたらしいんだけど、そもそもの聖衣が売りの熱血アクションペガサスファンタジー。そこを捨ててどうする。色合いもくすんでるしとにかくカッチョよろしくない。実用性なんてどうでもいいのだ。聖なるものだからそこまで薄汚れてなくていいです。べたなカッチョ良さ重視でやりなはれや。

あと、「ペガサス！流星拳っっっっっーーーーー！！！！」だとか「鳳翼天翔ーーーーっっっっっ！！！」だとか、技名とともに当たってるかわかんないけど宇宙（コスモ）の力で相手が吹っ飛んでくれるとことか出してくれないとなー。なんかパンチしてるだけ。とか求めてないねん。ビックリマークも伸ばし棒もちっちゃい「っ」も大事な要素なんだし、熱く声出して戦おうぜ（意味があるのかはわかんないけど）。

さてさて、結構ひどく書いちゃってますが、そこまで悪くない点もかいておかないとフェアじゃないですね。

・キャストが無駄に豪華
ショーン・ビーンやらファムケ・ヤンセン、マーク・ダカスコスにニック・スタールなど、お、有名人！と贅沢仕様の俳優陣。よくぞ付き合ってくれたな。無駄に贅沢と言っても過言じゃない。だって、別に彼らじゃなくてもいい感じだったしさ。

・マッケンがきれいでかっちょいい
主人公のマッケン。さすがアクションできる俳優としては一目置いてる彼なんですけど、そらーもう端正なお顔立ちと切れのある動き。ただ、なんだろ？車田正美な世界の顔も体も衣装もボロボロだけど何故か立ち上がり、最後の逆転劇！顔も腫れ上がり不細工になっても立ち上がり仲間や正義のために戦う泥臭さも削っちゃだめ。そらね、マッケンかっちょいいしそのきれいな顔立ちを見せたい気持ちもわかるけど、そのへんの変な暑苦しさは残してほしかったなー。

・聖闘士になる前のマッケンの冒頭の地下格闘技アクション。
これはは割といい。あのまま、コスモに目覚めなきゃいいのに。とか思っちゃう。そもそも血筋もあるでしょうけど、マッケン動けるんで動きに違和感がないんですね。ちゃんと動けるところ（スタントダブルかは知らんけど）は見れたし、パワーおんりーじゃない戦い方も悪くない。
コスモに目覚めたというかなんというかの段階で、極端に動きが悪くなるのは残念だ。クロスを付けたら動きが悪くなって弱くなるというのはいかがなものかね？多分あれでは同じマッケンが演じた「るろうに剣心 The Final」の雪代縁に負けるだろう。

・マイロック＝マーク・ダカスコスが一般人レベルなのにめちゃ強。
知らない人は知らないけれど、知ってる人は知っている（当たり前）マーク・ダカスコスが多分この映画の中では一番かっこいい。あくまで一般人ではあるけど、なんだったらジョン・ウィックと互角に戦えるおじさんだしね。それを彷彿とさせる（作品ちゃうけど）銃さばきとキレキレアクションは他の人らとは一線を画す見事なものでした。彼を主人公にして一本作ったほうが良かったんじゃね？

・フェニックスの聖衣の一部
役者も聖衣もどうでもいいんだけど、あの特徴的な尾羽根？だらりんとたれた何本かの飾りがかっちょいい。他はそうでもない。

隠しテキストはここまでです。